蟹工船が最ブーム!
最近、最ブームしている書籍に小林多喜二「蟹工船」があります。写真人の右が本物の本。左が最近ブームになっている漫画版。今の時代の映像として観れたらいいなと思いました。詩明治時代には石川啄木の詩に「働けど働けどわが暮らし楽にならざり、じっと手をみる」という詩もありましたし、「蟹工船」も労働者の酷い暮らしの実態を告発しています。今の若者達が「蟹工船」を読み、その時代、社会のなかでいきる労働者の姿に共感をいだいているとの読者感想文がたくさんあると聞いています。儲けのために労働者はボロボロになるまで船の上で蟹をとり大釜でゆでる、缶につめる・・・。海の上では労働者を守る法律もないといって、棒でなぐるは、体に焼きを入れるは拷問繰り返し、どれほどの労働者が亡くなってしまったか・・・。こんな無法に労働者達が立ち上がる。この本は今の若者達の心に無法をゆるさない闘う火をつけました。
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