建築紛争から21世紀の都市づくり!
建築紛争は全国共通の問題!
ネットワークを構築しよう!
参加者は全国から建築紛争、高層マンション問題をかかえる地域住民の方、自治体職員、議員、弁護士、建築士など幅広いメンバーで「シンポジューム」が開催されました。
高知市でもお城の北や公園、一戸建てが中心の住宅地などへの高層マンションが大問題となっています。 この間、議会への署名や請願・陳情もされ議会質問でも取り上げてきた経過があります。今、情報の共有や運動の連帯が大事になってきていると思います。
多発する高層マンション問題の原因
高層マンションの建築紛争がどうして増えるのか?と言うところから議論が行なわれました。建築・都市計画法の規制緩和と建築確認検査を民間会社が自治体に代わり行なうようになったことなどが背景になり、大企業が儲ける為の投資マネーが作り出しているのが現在の高層マンションたちです。
企業は投資が目的であるため「住居」や「コミュニティー」という認識がうすく、近隣との話し合いでも社会的責任の希薄化が指摘されています。
物言わぬ地域がターゲット! 企業は建築基準法などをクリアーしているから、合法だから何を建ててもいいのだという姿勢です。そこで、「仕方ないよ」と何も言わない地域と日照権・景観権などの視点にたって民意や生活権を尊重した運動が起きる地域にわかれてしまいます。『合法だ』という言葉にあきらめてしまいそうになりますが、多発する建築紛争の闘いから司法の側の認識も変化してきました。
例えば東京都国立市は大学通りの町並みを守るため住民側と行政が一緒に「国立景観訴訟」をおこしました。結果02年東京地裁は「景観利益が法律上保護に値する利益」だとして高層マンションの一部除去を認める画期的な判決を下しました。
また、09年大分の商業地域でも高層マンションの建築に対し「全面差し止め」という司法の判決もあります。
司法の変化や各自治体に設けられている建築審査会による確認の取り消し事例も出てきています。
条例づくりへ!(地域ルール)
全国集会の二日目、海沿いの景色がすばらしい神奈川県真鶴町にある「美の条例」について視察研修に行ってきました。20年前の高層のリゾートマンションの建設紛争が発端で独自の条例がつくられ実施されています。
「高さ規制」「景観保護」は各地域で価値が変わってきます。住民主導で行政と共に練り上げた条例によって現在は無謀な建築はされていません。
Comments
どうも、四万十の紅星です。昨日(5/21)は、はるばる宿毛までおいでて、オカーン寄港抗議集会に参加下さりありがとうございました。
乱文で少しお恥ずかしいですが、当ブログに記事書いて見ましたので、よろしかったらご覧下さい。 http://tosanishikigyorin.blog47.fc2.com/blog-entry-89.html#more
※ここ何回かTB打たせてもらいましたが、何故か上手くいかなかったので今回はコメントにさせていただきました☆
Posted by: 紅星龍水 | 2008.05.23 12:12 AM