高知市の財政危機から見えるもの!
高知市の財政危機から見える問題について
相次ぐ公共料金の値上げですむのか!
財政難克服へ真の問題点!
高知市は向こう5年間で300億円代の赤字となることを発表しました。
この財政難の200億円分を市は「行革」で乗り切ると提案しています。
市制の体質の抜本的改革というより借金の返済をのばしたり、新たな借金(退職手当債)でその場しのぎのつけが今になって限界がきていると思います。
小西氏(国の専門委員)が厳しく指摘!
17日、「高知市財政問題懇話会」の第1回目が開かれました。 関西大学教授・国の財政制度等審議会専門委員会の委員でもある小西砂千夫氏が市政の財政運営に対して厳しい指摘をしました。先生は今後においても投資的経費100億円の計画を持ったままの状況について「ほおばり過ぎではないか。」人件費の削減もそうとうな努力がされていてこれ以上の削減は自治体の任務の崩壊につながる。
公務の責任を果たせないほどの人減らし安上がり事業や家計に直接響く公共料金の値上げなどで借金でつけを埋めるやり方は大きな問題です。真の体質改善にはなりません。
下手なダイエットは命をけずる!
メタボリック対策、ダイエットが世間では流行っていますが、ダイエットもやり方を待ちかえれば取り返しがつかないダメージを体に与えます。体は脳や骨だけでできていません。すべての臓器が元気であってこそ動く、生きる、判断することができます。偏った食事や無理に食べ物をへらしたりしてスリムになったところで動けない病気が治らない体になってしまったらダイエットの意味がありません。当たり前ですが、バランスの取れた食事や弱っているところを治すことや骨や筋肉という削れないところもあります。ましてや太った原因をきちんと認識して改善しなければいけません。これが最低限の努力に なるのではないでしょうか?
市の経費削減・スリム化のあり方
「行革」、スリム化の中身が問われる大事な転換点にさしかかっています。でも国が決めたメタボ基準がどうなのか?自治体で言えば、国がやるべき仕事を地方にまわしておいて予算をつけないままで作った借金の数値だけをみて赤字再建団体と線を引くのも問題点があるのではないかと思います。
数値だけで健全な自治体を決められないと思います。 数値的に健全だといわれても、市民の暮らしの観点からいい事業や政策になっているのか中身もきちんと見なくてはなりません。
地方分権の流れの中で
どう自治体を建て直し守るのか!
「地方は切り捨て」という国の政治がありますが一方で「地方分権」をどう活かしていけるのかでは市にもチャンスがあるのではないかと思っています。
国の法律や制度だけ(広い網)ではなく自治体独自のルールを作ることによってお金や仕事が地域でまわる・出来ることだけでなく生活水準の格差と貧困の弊害を改善できるのではないかと・・具体的にはつづく。
Comments