横浜事件、無罪決定!
警察、検察、裁判の過失が認められた画期的な判決下る!
4日、横浜地裁は横浜事件の元被告5名に対し刑事補償することを決定しました。
戦前の20年間、『治安維持法』が存在した。(1925~1945)
この法自体が人権無視も甚だしく、無実であっても疑いがあると言うだけで逮捕、投獄し、中身は拷問、虐待などを行い命まで奪ってきた事実があります。
20年間に逮捕された方は10万人、送検された方75,681人、虐殺された方80人以上に及び、拷問虐待による獄死が1,617人、実刑5,162人言うことが現在、確認されています。しかし、実際はもっと多くの人々が命を奪われているという犠牲者の方の話をききました。
戦後、この悪法は無くなりましたが、国家として謝罪も賠償もされずにきました。
今回、4日の横浜地裁の判決は無実の人を拷問によって自白を強要し、特高警察による思い込みの捜査が問題とされました。
判決文では『財産上の損失、肉体的、精神的苦痛は寛大で、警察、検察、裁判の各機関の故意・過失も重大で、補償額を減じるべきではない』『特高警察は極めて脆弱な証拠に基づき違法な捜査を進めた事は故意に匹敵する重大な過失があった。検察官は拷問の事実を見過ごし起訴した点に少なくても過失があった。拷問を見過ごしたまま公判に付した予審判事にも過失があり、慎重な審理をしなかった裁判官にも過失があった。』
とされました。
この司法の判断がすべての治安維持法犠牲者への、政府の謝罪、賠償へつながっていくべきだと思います。治安維持法が廃止されているといって、相手にしなかった司法がかわった今、国家の姿勢が問われます。
つづく スミマセン相談へ
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