« April 2010 | Main | June 2010 »

2010.05.20

親子の現場

 親も子もギリギリの時代に・・・思うこと

 子育て世代からの相談が多くなったと感じる。
今日も電話がなった。
「愛ちゃん、どこの保育園がいい?」
単身赴任している夫の両親と同居して、8ヶ月の子どもを保育園に預けて彼女は仕事復帰するという。
私は「おめでとう!」といった。だって一人ぼっちで子育てをしている、ひとり親家庭をたくさん見てきたから・・。
彼女も仕事復帰が決まるまで、仕事でめったに夫は帰ってこないから、アパートの中でひとりで赤ちゃんを見ていた。
彼女は弱音をはかないのである。その姿が心配だった。
その彼女が夫の両親との同居するいったから、なんだかうれしかった。
私自身、同居の経験がないから彼女が思っている同居への不安やきずかいの大変さ・・すべてをわかってあげることが出来ないが、孤独な子育てから、うまれて来る様々な問題を体験も含めて、仕事柄見てきたから、・・。
 
 「人間形成が危機」とまで言われている情勢がある。過度な競争や貧困が他者への攻撃、自分自身の否定へともなっている。家庭崩壊、家庭内暴力、虐待、いじめ、パワハラ、セクハラ、
異常なストレスの中で色んな形で噴出している・・。
 
突然、夫を亡くし二人の子どもを抱え働き始めたお母さんがたずねてきた。
かなりのプレッシャーの中で生活していたのだと思った。
「一生懸命やっているんですが、不登校になった子ども・・」
お母さんの目からどっと涙が出てきた。
「こんなところで泣いてすみません」と謝られた。
私も泣いた、一緒に泣いた。
「謝ることないですよ。今までひとりでがんばりましたね。今度からは気軽になんでも話して欲しい」と色々話した。
ちいちゃい下の子が大人の二人を黙って見ていた。
お母さんは子どもの頭を強く、いっぱい、いっぱいなでていた。
本当はお母さんがして欲しいことだと思う。
突然、夫を亡くし、すべてを受け止め抱きしめてくれるはずの人がいない。
とても不安で、さみしかったと思う。
子育てはひとりでできないとつくづく思う。関係が夫でなくても妻でなくて良き理解者が必要だと・・・。
実の子であっても子どもと向き合うことは難しい。
ある本にフランスの教育哲学者のジョルジュ・スニーデルの話が紹介されいて
『わが子を愛するのはたやすいことではない』とある。
 「わが子に抱く愛を偉大なものにしょうと私は固く心に決めていた。ところが、実際には神経は擦り切れ、疲労困憊し、一種の侵食作用が起きたのである。・・・子どもにとって騒いだり動いたりすることが必要なのはわかる。かといって、私には静かなほうが良いことには変わりない。ささいなことや、小さなできごとや、ちょっとした行き違いのたびに摩擦が絶えない。・・・・それほどに違う人間、それほどに違う欲望をもった人間どうしが、このようにしてともに時間を過ごすのである。どうしたら笑みを浮かべて衝撃に耐えることができるだろうか。」とある。
 人間形成期の子どものへの影響を思えば、親も子も無条件の優しさに包まれなければならないと思う。

夫の両親との同居を決めた彼女に「子育てはひとりじゃないからね」エールを送ります。 愛より
 

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2010.05.19

第2弾・・幼稚園就園補助金が減額になる世帯生まれる

第2弾  「幼稚園就園奨励費補助金」が一部の世帯で減額となる!

 前回もブログで紹介しましたが、新政権になって22年度の国家予算(案)が示されました。まだ国会で決まったのではありませんが、注目をされている文部科学省予算(案)のうち、初等中等教育の中に「幼稚園就園奨励費補助」の予算がくまれました。額については前回ブログに書いていますが、低所得者への給付の重点化をはかるとして予算の増額がされています。
 しかし、一部の所得階層(年収360万円~680万円世帯)で年間1万8600円も減額される問題と指摘してきました。
 この問題で高知市がどのような影響をうけるのかを調べてみました。
 現在幼稚園に通っている中でこの補助金が必要となっている対象世帯は平成22年予定で1281人あります。高知市独自に上乗せ枠をもうけており、その部分の世帯が203人あります。合わせると、高知市では1981人の子ども達が補助金の支援を受ける必要がある状況にあります。
 そういった実態の中で、各階層ごとに補助金額が決められていますが、最大の問題点はも最も利用者の多い階層(360万円~680万円)の子ども達の補助金が一番多く削減されているということです。
 この階層の申請予定者数は892人と市単部分の141人です。両者足すと1033人となりますので、1981人中1033人、52.1%もの子どもの補助金が減額となるわけです。
 この事態を放置するわけにはいきません。
 この問題を解消するための予算は16,357,300円が必要となります。 
当然、財政難の高知市とって約1千600万円ものお金を捻出することはたいへん難しいとは思いますが、現実は市の対応なくして解決しないところにいます。
 もちろん、国のこういった制度改悪に問題があるので、国会の予算審議に向けた運動、世論つくりが急ぐ課題です。各市町村での意見書の採択も必要でしょう。全国の知事会、市長会でも取り上げ、参院選挙前に大きな世論を作っていかなくてはならないと思います。
 しかし、こういった問題を利用者が知らないま進む、進んでいるということにも怒りを覚えます。
私自身は、息子が保育所でお世話になったので、幼稚園に子供さんを通わした経験持つ知り合いの声を聞く機会も少ないのですが、自分が保育所だからという枠を超えて、子育て世代全体の怒りとして、協働の輪広げ、行政に働きかけなくてはならないと思います。 がんばる決意です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2010.05.17

すっぽん発見!

100514_181301

  追手筋ですっぽんを発見しました。 
 このスッポンの大きいこと! 私が食べたそうに見えたのか、捕まえた方に「まだ食べんきね~」と言われてしまいました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2010.05.14

いい香り~ゆりの花!

100513_163501

 3本250円のゆりの花を手に入れました。お得ですよね!一本が200円ぐらいしますから・・。
 つぼみが咲いてびっくりしました。大輪のユリ!本当に大きいのです。一本に咲くつぼみも多いし。
はじめ家の中に置いていましたが、あまりにも大きいので玄関に出しました。たずねてきた方が
「凄い綺麗ね~」「いい香りやね~」と驚いていました。


 

  

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2010.05.12

幼稚園就園奨励費補助金の見直しの影響!

 予算が増えても補助減る世帯が生まれる問題!

 国は幼稚園就園奨励補助金を増額するとしました。幼稚園就園奨励費補助金 243億3,800万円(対前年度58億8,500万円増)
合わせて、低所得者への給付の重点化を図るとして補助金単価の見直しを行っています。
 ここで問題なのは結果として、一部の低所得者層で給付補助が減るということです。
低所得層への対策として予算を増額しているにもかかわらず、これでは本末転倒です。
 どの層の負担が増えるのかというと、例えば、年収360万円超~680万円以下で、第一子ではこれまで6万2200円だったのが4万3600円へと1万8600円も減るのです。
 年収360万円の世帯が低所得層でないというのでしょうか?
 全国の中でも沖縄といつも貧乏県、最下位を争っている高知県の県民所得所得の平均が204万円だから360万円は高いという意見が言われますが、あくまでもこの200万円代であるのは1人当たりの平均額です。両親共働きとすると410万円ぐらいになりますから、360万円の世帯が増税になると言うのはひどい話しです。
 今回の国が行った単価の見直しは低所得者層を助けるものとはいえません。
すべての所得階層でこの様な負担が増えないように改善しなければなりません。
 保育園や幼稚園、学校・・・子どものいる家庭では当然必要な経費ですから、国へ声をあげていきましょう。
 

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2010.05.11

35歳の誕生日!

100507_131401

35歳になりました。
先日、母を訪ねた時に誕生日ケーキをもらい、一緒に行っていた仕事仲間のみんなが
バースデイソングを歌ってくれました。なんだか子どもに戻った気持ちになりました。
フーってロウソクを消し・・・・美味しかった!
私も母の日のお祝いに猫の木彫りの置きものをプレゼントしましたよ。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« April 2010 | Main | June 2010 »