子育て支援交渉にて
3人目保育料無料化を求めて!
今日、高知市の健康福祉部と子育て支援団体・新日本婦人の会が交渉を行いました。私も同席。
交渉のテーマは昨年、12月議会に出された請願、「3人目保育料無料化」が採決されたことを受け、無料化の早期実現を求めることでした。
交渉に参加している中には、産まれてまだ4ヶ月の赤ちゃんを連れたお母さん。お腹に3人目がいるお母さん。3人目が欲しいと思っているお母さん。すでに4人を育て上げたお母さん・・。 これだけ3人目に関わるみなさんですが、誰ひとり、現在ある制度の「同時入所の場合3人目無料」が使えないといいます。 現在の制度が少子化対策として活かされていないかがよく分かります。
宝くじと同じぐらい、当たらない、使えないわけです。
国も少子化対策を喫緊の課題だとしながら、現実、中身は地方任せです。
県が県の少子化対策として今回の「3人目無料化」を実施したことは大変すばらしいことですか、高知市だけが県内で唯一実施されていません。 県は当初、「高知市が中核市だから市は自らの責任で実施せよ」としていたそうですが、県議会の論戦や交渉の結果、「他市町村と同じくにはならないが一定支援は考える」という姿勢に変わっています。これは、「中核市外しはしない」ということでもあります。
市にとっても、「全く耳を傾けない県」とは言えないわけで、この前進をどう市民に、子ども達に還元していくのか、協議も急がれる状況だと思います。
民主党政権が地域主権改革といい、子育ての分野でも地方任せの保育の新システム導入を目指しています。
こういった情勢の中で、地方自治体は大変苦労しています。 国の制度改正という問題を抱えながら・・・。
新システムが本当に少子化対策や保育支援につながるとは思えない内容をもっているからこそ、国から全て独立できないでしょうが、市がまっとうな制度をもつ、つくるべきと思います。
地方主権改革が進んでいく中では、県という枠の少子化対策もいります。市という世界の枠の少子化対策もこれまで以上に求められる情勢になってくると思います。
「国や県の言うままなら市はいらない」と言われないように、しっかりと役割を果たして行かなくてはなりません。
高知市の子育て支援全体の見直しやこれからのあり方の検討が必要になっていると思います。
子どもを産み育てられない街には発展はありません。 3人目保育料が早期に実現することを願ってがんばります。
参加してた子どもたち、赤ちゃんの可愛いこと!背中にチューしちゃいました。ミルクの匂い。 1歳の子はお母さんの膝の上でバーブーとおしゃべり本当に可愛い! 小5の息子を思いながら、こういう時期があったな~って。 貴重な時期はすっと過ぎてしまいます。 こんなにも可愛い子どもたちがたくさん増える街になる様に!
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