原発被爆労働者
見殺しにするきか!
2002年、東電は原発ひび割れ事故を隠ぺい、データー改ざんしていた。社長、幹部が入れ替わっただけ、今回の福島原発の惨状を東電はなんと説明するのか!
「闇に消される原発被爆者」という本を思い出し、本棚から引き出してきた。
ジャーナリスト樋口健二さんが出された本。
原発被爆労働者を見殺しにするきか!この言葉が印象的です。
樋口さんは原発現場の労働者をずっと取材してきた方です。
そしてこの本は反核NGO本部ドイツ・ミューヘン創設の「核のない未来賞」の
教育部門賞を受賞しています。
ある労働者が被爆を訴え裁判を行ったときの資料で
どこで作業をさせていたかということがわかります。
働く人はコンピューター制御室だけではない。格納容器の隣りだったのです
2003年、放射線被爆者は「放射線従事者中央センター」に登録されているが、
累計約35万3千人にもなっていると報告されています。
この中で、白血病やガンなどで亡くなった労働者は数え切れないと・・・
国と電力会社のこれまでのあり様が、ルポルタージュされています。
今回、福島原発の事故のニュースが毎日、映像となっています。事故処理現場の
労働者、消防員のみなさんを映像で見るたび、頭に「見殺しにするきか!」という樋口さんの
言葉がよみがえってきます。 原発現場で働く労働者は下請けの安い賃金・・。
東電だけでなくすべての電力会社、日本政府のやってきたことはあまりにも重い。
政府が原発、安全神話にとらわれた結果が起こした「人災」と町の人々が話しはじめています。
収穫前の野菜を捨て、牛の原乳を流し、もう家に戻れないと嘆く住民、この惨状・・・
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Comments
高知市での共産党候補4人全員当選おめでとうございます。吉良さんも返り咲きを果たすことができて良かったですね!次は愛ちゃんの選挙ですが、頑張ってください(北海道の一共産党支持者より)。
Posted by: コバウおじさん | 2011.04.11 09:04 AM