福島視察
東京から特急で約1時間半で福島県に入りました。海岸線沿いを行くと津波で全てが流され、町そのものが無くなっています。流されなかった学校のグラウンドには高さ7m~8mの撤去されてきたがれきが山となっています。
福島県漁協組合の会長さんの話では現在、漁は行われていません。放射能が原因です。震災の当日、沖で漁をしていた船は助かりました。漁師たちは船を守ることは必ず家族や生活を守ると判断して港には戻らず必死に津波に耐えたといいます。しかし、帰ってくると妻や家族が津波で流されていました。その漁師たちは「船を守っても家族を救えなかった」と泣き続けた・・。漁港にいくと目茶苦茶に壊れた船がたくさんあります。その横で漁師さん達が集まっています。家族、船、仕事を奪われた苦しみの中で・・漁協組合の会長は「皆、早く働きたいと言っている。」「漁禁止エリアしか生業保障がない、しかし残りも自主規制するしかない、放射能汚染さえなかったら」と涙ながらに訴えていました。
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