防災備蓄の状況
災害・救助対策の「備蓄」ほぼ手つかず 毛布2万7400枚だけ
現在、災害時の備蓄は毛布が84ヶ所に分けて2万7400枚あるだけです。議会でも指摘されてきました。市は今年度に毛布を7200枚購入する予算をつけ、合わせて備蓄計画を12月議会までに策定する目標で準備に入るとのことです。
高知県の避難者想定数は全県で56万人と言われています。高知市の浸水エリアには約12万人市民が居ますので浸水エリア以外の方も含めて想定すれば、避難者数は12万人を越えるのは明らかです。
しかし、現在の備蓄整備はほとんどできていないので今後の備蓄計画の内容、進め方が重要になってきます。各家庭や地域の自主防災組織でも『何をどれだけ、どこに』と問題になっていて心配の声が寄せられています。
「備蓄の拠点施設も必要」=担当課 整備の検討も視野に
担当課は備蓄問題を大きな課題と受け止め備蓄計画を進めていくとのことですが、その中で施設整備も考えているとのことです。また計画の中では品目も具体化し、行政備蓄と地域備蓄など役割も整理していく必要があるといいます。
基本的には地域備蓄については自主防災組織や各町内会が主体的に行って欲しいとの話ですが、自主防災関連の補助制度をみても食糧備蓄費などは補助の対象外となっており、地域が備蓄を進める上で補助金のあり方が課題になっています。
今後、計画は地域防災審議会や南海地震対策推進審議会などで提案し、議論を深めていく様です。
防災対策部は全体で9名増員となり各地域に入っていく職員体制も強化されています。
ぜひ、ご意見・ご要望をお寄せください。
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