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2013.07.22

参議院選挙、大躍進!

歴史的躍進を体感して 

参議院選挙では日本共産党に寄せられた票は約515万票でした。改選議席数3議席が比例5議席プラス選挙区で3議席獲得し、参議院の現有議席数は11議席と大きな前進となりました。
 投票率が減る中で、多くの皆さんがあきらめず一票一票投票に動いていただいた結果です。 心からうれしい思いです! 比例の5議席獲得の壁は本当に厚いと選挙が終わった今もつくづく思います。沖縄・中国・四国を担当して奮闘してきた、仁比そうへい弁護士の復活当選は高知のみんなが拍手で喜びあっています。高知にも演説に来られました。真っ黒に日焼けして国民の声を代弁して政策を訴えている姿をひと目みたいと、ある高齢の女性党員はタクシーで宣伝カーを追っかけし炎天下の中、街頭演説を聞いては事務所で震える手で電話をかけていました。まさに人生をかけた戦いをみんながした選挙戦でした。  
 特に弁護士の仁比さんに期待している思いを聞くと、「憲法が危ない」「戦争する国にしちゃあいかん」だから弁護士の仁比さんが国会でがんばってほしい。といいます。仁比さんは選挙の時だけ高知に来るようなことはなく、情勢の変化のたびに励ましにきてくれました。
 ちょうど原発再稼動問題が問われているとき、市議会の本会議で私が「原発再稼動は認めるべきではない」と市長に質問しましたが答弁は「再稼動しないと電気代があがるから再稼動やもなし」でした。 市民にとって最悪の答弁だったとへこんでいた話を聞いて仁比さんは「いい質問かどうかは、答弁の結果ではないよ!国民や地域の市民にとってどんな思いで何を質問するかです。共産党の議員の価値はその姿勢にあるよ」と励ましてくれました。 比例5人当選に万歳です!

 アベノミクス効果への期待の裏側で

 一方、 自民党の憲法草案は自衛隊を国防軍化すると明記しています。4月21日のBS番組で自民党の石破幹事長は自民党改憲草案について聞かれた際に「国防軍」の命令にしたがわなければ軍法会議で「死刑」という発言をしています。発言の中身は『・・・今の法律では自衛隊員が命令に従わなかったら最高で懲役7年です。・・・だからその時にそれにしたがわなければ最高刑に死刑がある国なら死刑、無期懲役なら無期懲役を科す。そんな目にあうぐらいだったら出動命令に従おうとなるんです。・・・』とんでもでもない発言であり今後、追求が必要ですよね。 
 
  「沖縄から帰らぬ兄ちゃん、今度は共産党にしました!」 

 軍の命令に従わない者は死刑、これは旧日本軍の姿そのものです。 
 当時、赤紙一つで兵隊に招集され中国へ侵略に行かされたお坊さんが軍の命令で中国の一般市民を突き殺せと言う隊長の命令をうけましたが「どうしても出来ない」と断ったことでその場で首を切られ処刑された話があります。旧日本軍は仲間の兵士も殺してきたのです。今回の自民党の改憲草案の国防軍化は自衛隊の名前が変わるだけの話ではありません。
 戦争体験者が次々告白してくれています。  特攻隊の任務も片道のガソリンと爆弾だけ、基地の仲間や戦闘機の仲間と連絡をとるための大事な手段の無線機すら持たしてもらえなかった。エンジンが故障しても基地に戻れば「死刑」、だから戻れない。これが特攻隊の実態だと。
 高知の山に落ちたアメリカの爆撃機B29の機体には海に落ちたりして遭難した場合を想定して、救命ボートと食料確保のための釣竿が乗っていたといいます。 アメリカでさえ捕虜になることも含め、生きて帰ること、命が大事に扱われていたようですが、旧日本軍は違う。我が国の兵隊も一般人に対しても「命の重さが羽毛より軽い国」と海外に酷評された日本の戦争の歴史、このような時代に戻してはなりません。
 初めて共産党に今回投票すると言った82歳の女性は3人のお兄さん達全てを戦争でなくしました。最後は3人とも沖縄戦だったと話してくれました。「やさしかった一つ上のお兄ちゃんは通信兵として沖縄へ行かされた、もういっぺんしゃべりたい」と。  戦争をしないと国が国民に約束した、憲法9条は守りぬこう!


 自民党の大勝で国家のねじれが解消したという言葉がよくテレビから流れてきますが、国民とのねじれはどうするのか? 選挙後すぐ交渉が始まったTPP問題、原発再稼動は反対や消費税は景気に水を浴びせるという怒りの声など世論調査でも半数以上の国民が反対している問題があります。 安倍首相はTPP参加で国益を損なうことにしない、守るべきは守ると豪語していますが、 TPP交渉が行われているマレーシアからのニュースでは「最大限努力をする」をくり返し、「100%守ることは難しい」との発言もあります。
 選挙で争点になった問題はこれからが闘いです! 
  
 12年ぶりに選挙区でも議席獲得! 

 東京選挙区で70万3千以上の票を獲得し当選した吉良よしこさんは高知県出身の30歳、お父さんは高知県の県会議員・吉良富彦さんです。吉良県議と私は同じ選挙エリアと共にして活動してきました。一年半前の地方選挙の時、高知のお父さんの選挙を応援に来てくれました。東京の情勢報告をしてもらいましたが、私の第一印象は「前に進む強さ」を感じる候補でした。これからも笑顔で色んな方と一緒に活動するスタイル、持ち味を存分に発揮して活躍してほしいと高知からみんなが願っています。

 高知の選挙も大躍進! 

 得票数7万2000票を突破する、快進撃です。獲得した比例票は16.49%ですが、浜川ゆり子さんが候補としてがんばった選挙区は24,14%で各都道府県別の獲得票ではダントツの1位です。前回、民主党旋風の選挙の獲得票割合は確か29%台だったことをみると、自民党候補が当選したとはいえ、共産党への期待が大きく広がったことは事実です。 自民党に対決できる党という声を選挙中に何度も市民の方から聞きました。
 選挙中たくさんの方と話をしましたが、初めて共産党に入れたという方の多くが浜川候補のテレビや街頭での演説が「心にしみる」「よくわかる」と話してくれます。「母として、よその子もうちの子も絶対戦場に送らない・・」彼女の訴えに演説会場では涙ぐむ人たち、共感も政策もグングンと音が聞こえるほどに広がる本当にすばらしい選挙戦でした。 
彼女を慕う若者のたちが連日、炎天下の中ビラ配りなどを真面目に応援してくれている光景をみて、共産党は進化ができる未来ある政党だと改めて確信になりました。

 この躍進、喜びを伝える活動をしなくては!    


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