放課後児童クラブ 値上げ反対!
保護者に説明なく値上げか! 月8,100円へ値上げ
3日、9月市議会の議案が発表されました。
中に各小学校に設置されている放課後児童クラブの料金を値上げする提案が出されています。
現在、68クラブが設置され、約3,400人を超す児童が利用しています。1ヵ月の利用料は児童一人あたり7,300円です。
今回、市議会に提案されている料金額は1ヵ月8100円で月800円もの値上げ、来年4月からの実施となっています。市の値上げの理由はクラブ数の増加や帰りの時間の延長、指導員の増員などでクラブ運営の経費が増えてきたとしています。運営の経費の3分の1が国、高知市は3分の2負担となっています。市負担の内、約38%が保護者負担となっています。今回の値上げにより市保護者負担は41%へ増えることの説明です。
子育て世帯の経済状況の悪さは全国トップクラスの高知市です。就学援助率も小学校でも4割に近づいています。 その上、物価の上昇に4月からは消費増税が言われています。 この様な情勢の中で児童クラブの値上げは回避するべきです。現在の7300円も高い、さらに8100円になれば全国で4番目に高いクラブ料金になります。貧困の広がりが深刻化する中で保護者との協議なしの値上げ提案は納得がいくはずはありません。
利用へのハードルが高くなる 行きたくても行けない世帯を増やすだけ
国は今年度からの補助単価額を引き上げしました。、放課後の児童の居場所を充実させ待機児童解消をはかる方針です。今年度から施設整備費だけでなく保補助金単価の引き上げが行われ地方自治体負担が軽減されることになるのに、市はさらに保護者負担を引き上げる、市の負担はへっても保護者への負担は増やす、市の子育て支援への姿勢は大問題です。児童クラブ入会へのハードルを高くすることにしかなりません。
また最大の問題は値上げの賛否以前のことですが保護者に対する説明や意見交換会などを行わず、突然議会に値上げを出してきたことです。
放課後児童クラブの保護者会役員の方は「昨年2月に新聞報道で市が値上げを議論していることを知ったが、この9月議会に値上げ提案されたことに驚いている」と話しています。
また、現在、放課後児童クラブを利用している保護者からは「今でも料金は高くて行かすことができない家があって地域も心配しゆうのにこれ以上の値上げはやめて欲しい」と話してくれました。
料金値上げを行う場合は当然、利用者に具体的案を説明する責任を市は果たすべきです。
陳情・請願制度を使って声を上げよう!
ご意見などありましたら市議団にご連絡ください。
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