子どもの貧困・阿部彩 記念講演予定
子どもの貧困についての研究者、阿部彩さんが高知に来ます。 ぜひ、多くの方の参加を呼びかけます!
4月19日土曜日13時半~ 高知市立自由民権記念館 で、「子どもの貧困:政策にむけて」と題した講演をおこないます。 入場料無料です。 主催はこうちネットホップ(ホームレス支援と貧困問題を考えるこうちの会)という支援団体です。 後援は高知市、高知市社会福祉協議会となっています。
阿部彩さんは国立社会保障・人口問題研究所の社会保障応用分析研究部 部長です。
主なプロフィールは、マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金を経て、社会保障審議会生活保護基準部会 委員(2012年~)、内閣府男女共同参画会議監視・影響調査専門調査会「生活困難を抱える男女に関する検討会」メンバー(2008 年)などを務める。1990年代、通勤途中に新宿のダンボール村が行政の撤去により突然消えたのを目にしたことが貧困問題の研究に入るきっかけとなった。研究テーマは、貧困、社会的排除、社会保障、公的扶助。 最新刊『子どもの貧困Ⅱ-解決策を考える-』(岩波新書)など著書多数出されています。
子どもの貧困問題に目を向けることは、大人の責任ですね。 高知市政で遅れている課題、中学校給食の実施をと求めて市民運動を広げている、平和と生活を守る高知市民の会もこの講演会の成功に協力しています。
全国最下位クラスの最低賃金、所得というこの高知で、貧困は確実に拡大しています。こどもの貧困の目安になるひとつ、就学援助制度の受給状況は高知市の小学校では約3割、中学生では約4割となり全国平均の2倍を超える実態があります。合わせて市民全体としても生活保護受給者が約1万3千人、約38‰となっています。
貧困がうみだす様々な問題、 この講演会でしっかり学びたいですね。
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