沖縄戦没者慰霊式典
今年も6月23日、沖縄で戦没者を供養する式典が行われました。
集団的自衛権の行使を容認し、戦争ができる国に突き進もうとしているこの国、日本。
安倍首相の挨拶で「平和」という言葉が幾度も使われていますが、「平和」を語る資格があるのかと思う。
同じとき、沖縄の小学生、増田くんがすばらしい、あいさつをしました。
何度、聞いても、何度、読んでも 涙がでます。
日本政府はこの子どもらの声を聞いているのかと・・怒りがこみ上げてくる。
未来を生きる子どもの、この言葉、思いを・・
■ 空はつながっている
真喜良小学校三年 増田 健琉 君
ぼくのお気に入りの場所 みどり色のしばふに ごろんとねころぶと
そよそよとふく風がぼくをやさしくなでる 遠くでひびくアカショウビンの鳴き声
目の前ではお母さんやぎがやさしい目で 子やぎたちを見まもっている
青あおと広がるやさしい空
でも 遠くの空の下では 今でもせんそうをしている国があるんだって
ばくだんが次つぎとおとされ なきさけびにげまわる人たち
学校にも行けない 友だちにも会えない 家族もばらばら はい色のかなしい空
空はつながっているのに どうしてかな
どこまでが平和で どこからがせんそうなんだろう
どうしたら せんそうのない どこまでも続く青い空になれるのかな
せんそうは国と国のけんか ぼくがお兄ちゃんと仲良くして
友だちみんなともきょう力して お父さんとお母さんの言う事をきいて
先生の教えをしっかりまもる そうしたら せんそうがなくなるのかな
えがおとえがおが 遠くの空までつながるのかな
やさしい気もちが 平和の心が 丸い地球を ぐるっと一周できるかな
まだ子どものぼく いのる事しかできない
どうか せかい中の子どもたちみんなが 学校に行けますように
友だちとあそべますように にこにこわらって 家族でごはんが食べれますように
夜になったら すてきなゆめが見れますように しあわせでありますように
いつか友だちになれますように
白い雲
ぼくの平和のねがいをのせて この地球をぐるっとまわって 青い空にそめてきて
きっと せかいは手をつなぎ合える 青い空の下で話し合える
えがおとえがおでわかり合える 思いやりの心でつうじ合える
分け合う心でいたわり合える 平和をねがう心で地球はうるおえる
だから ここに こんなにきれいな花がさくんだ
だから こんなに ぼくの上に 青い空が広がっているんだ
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