最低生活基準をさらに引き下げる国
広がる貧困、家賃1万5千円の苦悩
14日、世間はバレンタイン。60代後半の男性から「助けてください」と連絡があり、地域の方と一緒に訪ねました。男性は生活保護を受給していますが、2畳・3畳のふたまで、お風呂は無い、冷蔵庫も洗濯機もだいぶ前から壊れて使えない、天井はあちこちから雨漏り、畳も歪み、トイレの床にいたっては抜け落ちそうな状態でした。
男性は福祉事務所に引越しできないか、と相談したら「大家さんに聞いてきて」と言われ、雨漏りやトイレの修繕をして欲しいと相談しましたが「もう修繕せんき、嫌やったら出て行って」と言われたそうです。大家さんも直すお金がない状態で双方限界。
その後、「大家さんに言っても修繕は駄目ですよ」と報告、しかし福祉事務所は引越しの必要性について十分調査検討もせず、放置。男性は精神的にも限界に達し、病院から精神安定薬を処方されることになりました。
友達のすすめで私に電話したと話します。
職員不足は市民の苦しみ増やすだけ
生活保護法の第12条「調査及び援助方針」にある様に福祉事務所は必要があれば訪問し、援助方針に反映させ、最低限度の生活を保障しなければなりません。
結果的にはこれを怠ったことになります。職員削減、多忙化の影響はこの様な事態をつくり出しています。
問題を職員の資質の問題に矮小化してはなりません。高知市の人手不足は危機的状況であり、慢性化しています。
福祉事務所「引越し認める」
16日、男性の家の写真を持って福祉事務所を訪ねました。「この様な状態でありながらなぜ、引越し願い
に回答せず、今に至っているのか」「今回の引越しは認められるはず」と指摘。
課長と担当職員は男性の現状を認め、引越しができる様に改めて男性と大家さんと話す約束となりました。
男性は何度も何度も「ありがとうございます」と。
同じようにあきらめ、自分を責め、無力感で苦しんでいる人がいます。仕方ない問題ではありません。
生活保護「住宅費」等、330億円削減へ
政府は国会に最低生活保障ラインをさらに引き下げることを提案しています。生活保護の「住宅扶助」
「冬季加算」など合計330億円減らす動きです。
現在、高知市は単身世帯の場合、一ヶ月3万2千円までの家賃を認めています。高知は全国と比較しても所得は低いのに家賃の相場は高いところで、3万2千円といっても探すのに苦労します。
今回、相談の男性の家賃は1万5千円で大変安く思いますが、政府の進める生活保護の「住宅扶助」削減はこの様なケースを増やし、さらに貧困に国民を追い込んでいくものです。
どこまで国民を苦しめるのか、怒りしかありません。 経済成長どころか、国が貧困を拡大させています。
* 政党助成金、年間320億円こそ廃止し、暮らしにまわせ!
Comments
秦さん今晩は、市会議員選挙は毎日忙しい事でしょうね、ちょっと聞いてほしいんです。私の担当地域は、遠里小里地区1丁目~4丁目。1丁目200枚、2丁目300枚「75才の女性担当」、3、4丁目500枚「もう一人の女性担当」、と私の居住している、清水ヶ丘1丁目~3丁目、4人の支部員です。支部長が早稲田大学卒ですが75才、1丁目900枚のビラ、2丁目300枚支部長担当、3丁目300枚年金者の応援。私と女性の方が70才、支部長75才と女性の方が足が不重で、配布できないので、御主人に配布してもらっております。私達の支部は20人は、いるはずなんです。支部長が気の短い人で、怒りそれがいやで女性が他支部に「新婦人、年金者組合に」、転籍したそうです。私が豊中市から転籍してきて、やっと4人になったとの事。」私も今まで48年間「職場35年」、「尼崎市南武庫之荘2年間」、大阪市住之江区ktjm支部7年間[伏せております]、住吉区smzk支部3年。いろいろな支部にいましたが、こんな支部初めてです。それも大学卒の支部長が他の人を、叩き出しています。私も隣の支部に転籍させてほしいと、、、地区委員会に相談に行ったんです。副委員長、もう一人出てきましたが、どうしてもだめといいました、私は中央委員会に電話しました。そしたらどなたでも変われる、木津川南地区委員会だけだめな事おかしい、と言われました。他地区委員会宮崎県の北部地区委員会は、何時でも他の支部に転籍できました。私の義理の兄が地区委員長をやっておりましたが、2015年に必ずやるから、それまで待って下さいと言うので、地方選挙が終わるまで待っております。2015年この地方選挙が終わるまで、待ってくれ、みんな居住に戻すと、私も昔の職場の人が、沢山いる所に転籍楽しみに、900枚のビラを配布しています。
Posted by: 岬の三崎 | 2015.03.25 08:43 PM