3月市議会 質問戦 公共交通
公共交通について
障がい者半額制度で、精神障害者にも割引をH27中に実施へ
以下質問
公共交通の利用者をどう増やすかが、再生の鍵だと思います。
高知県は新規事業として、公共交通を担う自治体への支援を制度化しました。
ひとつはバス路線のうち複数市町村にまたがる国庫補助路線について事業者の赤字分を市町村が負担していることに対して、県が半分をみるという支援制度です。
これにより市も700万~800万ほど負担が減ります。
二つ目はバスの利用者を増やすという目的で市町村が、路線やダイヤの新設、幹線・支線のさびわけなどの実証運行をするのに使う、事業費の3分の2を県が3年間補助するというものです。活用によっては利用者の開拓が進むことが期待でき、大いに歓迎すべき制度だと思います。
○ しかし、市の新年度予算にはこの制度に関連する施策は示されていません。今後、県制度を活用していく考えはないのか、市民協働部長にお聞きします。
● 市民協働部長 答弁: 今後、活用できる方策を県・事業者・関係自治体とともに協議、検討してまいりたい。
制度活用を進めていく上で大事にされたいのは、市民の意見です。
あらゆる地域で、便数が減って不便になったという声が聞かれます。他には「少ない路線、便数なのにイオン経由が増えて、余計に不便になった」という意見や「バス停があるのに、止まらなくなって困っている」など路線、ダイヤに対する意見が寄せられているところです。
ですかカードの分析も含め現在、利用している人の意見を聞くことも大事ですが、
真剣に取り組むというなら、利用していない方や特に交通弱者といわれる高齢者、障害者、学生、また病院や学校、商店街からも意見を丁寧に聞き、新しい利用者を増やす取り組みが大事だと思います。
○ 紹介した様な、路線やダイヤへの意見について、どう対応していくのか、市は具体的な方針・考えを持つべきと思いますが、市民協働部長にお聞きします。
○ 高齢者、障がい者、学生、ピンポイントで意見を聞くこのに意味がある、できないのか。
● 市民協働部長 答弁: 高齢者、障がい者、学生の意見もお聞きをする
今回、新たな取り組みとして、高齢者支援、子育て支援の観点での新サービスも始まりますが、障がい者の皆さんの立場で見たとき、改善が必要な問題が残ったままになっています。
現在、障がい者の方は、降りる時に手帳を見せて半額割引をしてもらっていますが、精神障害の方、紺色手帳の方は割引対象から外されています。一方、今の公共交通の枠で見たとき、土佐くろしお鉄道では精神障害の方も割引制度があります。
そういう中で、精神障害者の皆さん方からも、改善を求める意見がいくどとなく、市に寄せられてきました。
現在、身体障害者手帳は赤色、療育手帳は緑色、精神障害者の方は紺色と手帳に 色分けがありますが、本来どの色であっても公平に扱われるべきだと思います。
○ まず、障がい者福祉の増進という観点からみて、このような格差は解消していくべきと考えますが、健康福祉部長の見解をお聞きします。
● 健康福祉部長 答弁 : 精神障害者が除外されるような格差は解消していただきたい。
○ 今度、県は4月から手帳の色を統一する方針です。高知市も協議し、統一は4月中旬の予定だとの事ですが、手帳の色にも差が無くなますので、手帳統一にあわせて、精神障害者の方にもバスや電車での割引を認めるという制度改善を行う必要があると思いますが、市民協働部長の見解をお聞きします。
● 市民協働部長 答弁: とさでん交通では精神障害の方に関する割引制度を検討中でございまして、その実施時期は4月からの導入は困難とお聞きしておりますが、平成27年度中に向けて検討していると伺っている。
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