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2016.05.10

熊本地震  

 被災地の皆さんには心からお見舞いを申し上げます。とともに一日も早く、生活再建が進むことを願っています。

 熊本では余震が続き、眠れぬ夜の日々。
どれだけ不安だろうか。学校が再開したと聞くが、子ども達の顔はどことなく不安げ、あー思い出す。
阪神淡路大震災の時、神戸の北、学生寮にいた私も2ヶ月以上続いた余震に眠れなかった。
カップラーメンやカロリーメイト、水、タオルなど、あわてて作った避難袋を枕元に置いて、余震のたびに飛び起き背負った。
 隣部屋の同級生が教えてくれた、靴も枕元に扉は開けたまま閉じ込められない様にと。
 柔道少女といえどもドアを開けたまま寝るのは、怖く寒かった。
 倒れなかった学生寮は民間開放となったがお風呂も行列、中々入れず混乱の毎日。高知に電話がつながったのは3日後「生きているよ」と伝えた。
 熊本でも学生寮が倒壊し何人もの若い命が犠牲になったとニュースで知る、胸が痛くなる。
阪神淡路や東日本大震災が教訓として活かされたのか。もっと救える命があったのではないか。
私たちは南海地震を前に熊本を含め3つの教訓をえた。
原発を止められない政府、政治は何を学んだのか。

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