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2016.11.28

沖縄へ行く

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いてもたってもいられない!米軍基地撤去で闘う沖縄へ飛んだ。
晴天の那覇空港、出迎えたのは戦闘機の爆音だった。
こんな理不尽な音でさえ日常化されている。
20世紀最大の地獄、地上戦があった沖縄の歴史を知るため、まず「ひめゆり平和祈念資料館」へ。
 当時のままのガマ(壕)がある。ここで自決を強要され亡くなった幼い若者たち、想像して息が苦しい。

 一方、自然は違う。どこまでも広がる青空、一片の雲もない。透き通る海、貴重な生き物がいるヤンバルの森も。
 こんなに美しく尊い土地がほかにあるだろうか。
しかし、そのほとんどが米軍に支配されている。
 高江ヘリパット建設の反対運動に参加。
 パトカーは工事車両を先導していた。サングラスとマスクをした不気味な機動隊が力ずくで住民を阻む。

 『誰の護衛か機動隊、夕日が沈む赤いヤンバル、悔しいかぎりに蝉がなく沖縄』 つづく

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2016.11.05

こどもの居場所

 議会質問で取上げた「こども食堂」。
 居場所づくりで紹介した、京都山科醍醐こどもの広場の元代表・幸重忠孝さんが岡山に来ると聞いて
女性4人で高速バスに乗り込んだ。
 貧困とひとりぼっちのない街をつくろうとがんばる人達の姿を知る。
幸重さんは児童福祉施設の職員だった体験談を交え、こどもに寄り添う心、親子の苦しみを理解し支えると
いう心の大切さを教えてくれた。 大事なのはお金だけやない『人の心』やと学んだ。

 涙が止まらない話。 母子家庭の男の子、学校へ行かなくなった。母は心の病に。
「夜の居場所」があった、温かいご飯があった、大学生のお兄ちゃんが勉強を教えてくれた、いつの間にか通ってた。
 あきらめていた定時制高校を受験すると決めた。
大学生のお姉ちゃんがバレンタインにくれた鉛筆が半分の長さになった頃、合格通知がきた。
みんなは何度も「すごい」といって泣いている。
『すごいのは僕やなくて、いつも支えてくれた みんなやで、ありがとう。
もし、あの時あそこに行ってなかったら、自分はどうなっていただろう』 

 京都・山科醍醐こどもの広場のホームページから 「仁くんの物語」動画がみられます。

前編 https://www.youtube.com/watch?v=IWlmZN7t9JQ

後編 http://youtu.be/nwsDYBFowew

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憲法記念日 

 憲法記念日、沖縄大学客員教授の小林武先生の話を聞く。
憲法が岐路に立っている。「岐路」とは、止めることも、進めることもできる事。
 だからこそ、平和憲法を壊そうという現状に憲法を守る動きを『民衆側から切り開いていく時だ』と
会場を埋める市民を励ましてくれた。
自民党の改憲案の中身は「限界を超えている」と先生は強く指摘する。
そもそも、今の憲法には96条があり、改正の手続きは認められている。
 つまり、憲法の意義や原則を越えない改正が想定されているということです。
しかし改憲案は憲法の原則を根底から変えるもので「クーデーターに等しい」「どす黒い本気が見える」と強い口調で指摘する。
 国防軍を置き、軍法会議を設置するという改憲案は今の憲法の意義を越えるもので改正できないとよく理解できた。
 政府は「憲法は古いから変える」と言い『本質』を隠す、できない改正をできるという。
むちゃくちゃな論理と態度だ!
この様な政治に未来を託せますか?

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労災申請に立ち上がる 85歳

じん肺の疑い「労災あきらめていた」 

 市内で暮らす85歳男性は、昭和6年生まれ。
昭和28年から昭和46年の18年間、県内の(本山)白滝鉱山の採掘現場で働いていました。
 粉塵が霧のように舞う現場、当時はマスクもない状態。鼻の中は灰まみれ、落盤などで亡くなる仲間、
怪我も日常的。今回、じん肺の労災申請に立ち上がった、おじいちゃんは「命がけの現場だった」
「自分は鉱山労働者の生き残りよ」「最近の症状はじん肺かも知れん」と語ります。

  昭和47年鉱山の閉山後も多くの鉱山労働者は体調不良を訴え、じん肺などの労災申請を行い、
長い療養生活を送り、空気をかきむしる様に苦しんで亡くなったと言います。
 じん肺とは、肺が機能しなくなる進行性の病気で一般的には退職して20年30年後に症状が出ると
言われています。
 鉱山労働者の中には自分がじん肺で労災対象者だとは気づかないで暮らしている方がいます。


 労災の保障制度をもっと知らせたい

 体調が悪く病院に行っても、お医者さんは過去の職歴までは聞きません。
「単なる肺の病気で処理され、労災申請できていないケースがある」「労災申請に時効はありません」と
全日本建設交運一般労働組合(通称・建交労)の方は指摘します。
退職後であっても会社がなくなっていても、労災保険の補償(医療や生活保障)が受けられます。
 
 労災対象となる病気とは?

 病気はじん肺だけではありません。他にはアスベスによる中皮種・肺がんや振動病(白ろう病)、騒音性難聴などです。 

どんな職業、現場が対象に?

 建設・トンネル・林業・船舶・造船・大工・はつり・解体工・鉄骨工・スレート屋根工・保温工・空調工・
石綿吹き付け工・配管工・水道配管工・とび・ブロック工・塗装工・左官工・内装工・電気工・鉄道・運輸・
自動車修理などです。
 最近のニュースの中には、うつ病など精神疾患もあります。今、仕事が原因による病気が増えています。
 
 あきらめないで相談を!

 「もしかしたら・・・」体調がおかしいと思ったら、退職していても相談をしてください。

 相談先 建交労高知農林支部   電話:833・2586

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