中学生の自衛隊体験訓練とは
教育長「職場体験は義務教育の一環」
「自衛隊での職場体験も他と同様」
3月市議会本会議、日本共産党の質問に対して、市教委は平成29年度、職業体験学習として自衛隊での
体験訓練を8校で行なうと答弁。その経緯について「自衛隊高知地方協力本部の広報官が学校を訪問、
職場体験の受け入れが可能との案内をしたから」と答弁。また「自衛隊の職場体験を実施するにあたっては
生徒本人と保護者の了承が前提となる。その上で学校長が判断し実施を決定する」だから問題はないという
答弁です。
しかし市教委は「体験先の選定に当たっては各学校において十分配慮し、適切になされていると考えている、
教育委員会におきましても事前に把握をしております」と答弁しておきながら、5月29日時点で状況について
問うも、学校内での討議や判断の決定過程については十分把握できていませんでした。
どこの職業体験先も教員が引率しません。職場体験を義務教育の一環と言いながら、派遣先の状況が
義務教育として適正かどうかは分からないのです。
なのに「自衛隊で体験学習を行なった際、勧誘が行なわれた報告はない、適切に指導が行なわれていると
認識している」と答弁しています。 大きな矛盾だ。
集団的自衛権の容認、戦争法の制定、現在は「駆けつけ警護」の任務が自衛隊に与えられています。
自衛隊が戦闘に巻き込まれ、殺される、または他国の人を殺してしまう事態に直面しています。
自衛隊の性格が大きく変わった今、義務教育の現場が一般的な職業先と同じく扱い、自衛隊での体験訓練を
正当化、許すことにすごく危険を感じます。
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