下水道料金 値上げストップを!
下水道値上げ 赤字の前提崩れる
計算式を変更など、赤字を捏造か!
市は平均16%の値上を提案しました。現在の累積赤字が約14億、今後の単年度赤字が約3億、このため10年後には約43億の累積赤字が見込まれるとしていますが、日本共産党の迫市議の質問で明らかになったのは、経費回収率の計算式を今回の値上げ提案前に変えたということです。これは赤字であることを捏造したことなる酷い問題といわなければなりません。
下水道料金(汚水処理経費)が使用料金でどれだけ賄われているかを示す指標が「経費回収率」です。この間の回収率はH26年度104%、H27年度107%で100%を超えており、現在の料金で十分賄えていることを現しています。しかし、H28年度は91%と15%も下がっています。なぜ、これほど回収率が悪くなったのかについて、上下水道事業管理者は「総務省に確認して算定式を変えた」、「計算式変えなかった場合は117%」と答弁し、計算式の変更を認めました。その差26%の回収率の差となります。また、これまで市の負担でみてきた「資産維持費相当額」7億9千万円を今回、使用料金で賄うとしました。
経営審議会の答申の以前に市が赤字を捏造したといわれても仕方ありません。
その上、16%の値上げで累積赤字が解消するのはH35と答弁しながら、経営審議会や議員に提出した資料には17.7%の値上げで解消する時期はH39年と説明しています。つまり、当初より値上げ幅より小さいのに累積赤字の解消時期が早くなるというのです。
今回の16%の値上げ幅は高すぎるということです。
この様な状況で料金の値上げを認めるわけにはいきません。 この間の値上げ審議も、一旦は継続審議となってきた経過、議会も慎重な審議、判断をしてきたことからも今回も、急いで判断すべきでない、日本共産党としては値上げが必要ないと訴え、がんばっているところです。
明日から委員会質疑。
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