とさでん交通、四国運輸局から「警告」行政処分
運転手の過労防止措置等で違法行為
9月22日、とさでん交通・株式会社は四国運輸局から「警告」行政処分を受けました。
処分内容は、道路運送法第27条違反です。
警告文書には「平成29年8月21日、労働局からの通報を端緒として監査を実施したところ、2件の違反が確認された。①運転者の過労防止に関する措置が不適切であり所定の拘束時間の限度を超えて乗務していたものがあった。②事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転者に対する指導監督が不適切であった」と記されています。
乗務員不足を理由に路線の削減か!
とさでん交通は10月12日、行政処分に早急な対応の必要があるとして提言を発表しました。
警告にあたる点は改善したと報告していますが、違反の要因とされている乗務員不足にいて「様々な施策を講じてきたが自力での抜本的解決は困難」「我々には改善できない根深い問題」とし、結果的にバス路線の規模縮小もしかたないので、自治体のみなさん、ご理解くださいと言う内容です。
とさでん交通に言いたい!
違法な働かせ方を許しておいて、乗務員が確保できないから、バスを減らすと言うのは無責任すぎる。月14万~という低すぎる賃金や月100時間を越す長時間労働の改善が真に進めば、乗務員も確保もでき、路線維持もできるはず。高知より状況が悪かった、京丹後市でも事業者・自治体・住民が力をあわせ、利用者を増やし赤字補填額を削減してきました。できない事はない、見習うべきです。市には、まず他市の取り組みの調査と事業者の「努力」の検証をして欲しいと思います。 現状の提言には合理的根拠はみえません。
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