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2018.01.31

私のこのごろ 「西郷どんの心」

民報記事 私のこのごろ       はた愛
 
「西郷どん」の心

 フェリーから望む桜島、空は青く澄んで見事な紅の寒椿がお出迎え。お正月は大河ドラマ「西郷どん」の舞台、鹿児島へ。
わけへだてなく人を愛した西郷隆盛は「敬天愛人」言葉を残した。
 敬天とは宇宙を含め自然など、おおいなるものを前に人間は謙虚でなければならない。
 愛人とは他者を愛する心。西郷の目標とする心をあらわしていると聞いた。
 鹿児島の壮大な海、山、花に囲まれ、苦難を人々に助けられ育った西郷ゆえの名言だろう。
改めて、心のありようは大切な事だと気づく。政治もどんな心で行なうか、問われている。
 弱者を見てなんと思うか。 こどもの貧困率も深刻な状況だが、この事態よりGDPや株価ばかりを気にするのが今の政治だ。
 命に対する心も、被爆国でありながら被爆者の涙の訴えを聞いても核禁止条約に賛同しない日本。
こんなに小さく冷たい心の国でいいのか。
改憲を叫ぶ首相を前に、私達一人ひとりの戦争を許さない心が試される年となる。がんばろう!

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