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2018.03.22

図書館 西側用地へ高層ビル計画 中止の動きか

不正疑惑が浮彫り 市長責任は重大!


 15日、市議団は記者会見を開き、①非公開問題、②入札要件の改ざん問題などを報告し、市長の責任をただす決意を表明。
 すでに、入札審査は終わり優先交渉権者が決定されているにも関らず業者名や事業規模などを非公開。
これは市の情報公開条例の原則の「公開」、またただし書きにも反することになる。
(ただし書きとは「非公開の申し出があった部分でも合理的理由がない場合や公益上必要があると判断する場合などは公開する」)
 また入札要件の改ざんについて市は「単純ミス」と反論したが二次審査へ進む要件が変えられ選ばれる資格がないものが優先交渉権者に選ばれた可能性を現状は否定できていない。 
特定事業への優遇、不正と言われても仕方がない。


 請願紹介議員が継続を採択 前代未聞


 19日、請願等の採決を行なう委員会審議が開催。
 市民団体から西敷地には広場を求める請願書が提出されたが、紹介議員であるはずの、市民クラブ岡崎市議が態度を変えて継続を採択した。
 全体としてのは、市民クラブ、新風クラブ、公明党が継続審査を求め、多数で採択。6月市議会に持ち越しへ。
この為、本会議での採決は見送られることに。
 問題は見送る必要が全くない点である。明かに問題をふせ込むが為の動きと言えるだろう。
 請願提出者の胡麻崎さんは「紹介議員が急に態度を変えたのは許せない」と語る。
 一夜にして、判断が逆転するのは議員の政治姿勢としても道理がないと思う。
 
 大きな世論で高層ビルは止めよう! 市民の声を聞く、開かれた市政に変えよう!

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2018.03.20

2018 3月市議会 厚生委員会討論

厚生委員会で討論を行いました!   
 
日本共産党は市第1号・平成30年度一般会計予算、市第3号平成30年度国民健康保険事業・特別会計予算、市第12号平成30年度介護保険事業・特別会計予算、及び市第43号、市第54号に反対、その他、議案については賛成の立場で討論を行ないます。

① 国保について

 市民所得、特に国保世帯の所得が下がる中、高い保険料負担となっており、市独自の負担軽減策を求めてきました。2016年には厚労省も国保の国庫負担金のペナルテイーを未就学児までにかぎり廃止するとし、大臣答弁も事実上、医療費助成の拡充に使うことを認めています。
 その点から見ても、子育て支援に逆行する賦課システムになっている、子育て世帯の均等割りの軽減については本会議で紹介したとおり、他都市でも実施されており、本市に置いても一般会計を繰り入れ、取り組むべき対策です。しかし、負担軽減の予算措置がされていない為、賛成はできません。
 また、収納率の目標設定については県目標を超えて「91%以上の目標へと、さらに引き上げる」との説明ですが、高い保険料が原因で、やもなく払えなくなっている多くの滞納者の実態を見ておらず、徴収をさらに強化するものです。
 実際に滞納の差押額は平成27年度9600万円、平成28年度1億1500万円と過去最高額へと一気に増加しており、徴収強化を物語っています。その上、滞納者を資格証に置き換えることによる、実質上の診療抑制を行いっている点も重大問題であり機械的、強引な資格証発行は改善すべきだと指摘しておきます。

② 介護保険料の値上について

 今回、月額の平均保険料が189円引き上げとなり5680円となる議案が出されていますが、財源の構造的問題があるにせよ、給付対象の高齢者が増えるから保険料の値上はしかたないという考え方では、国も含め公費の負担割合が増えない限り、保険料は上がり続ける事になります。これは年金や所得が年々、減っている中で、高齢者や低所得者にとっては耐え難い負担が続くことを意味します。
 現在、介護保険料の未納者数は制度発足時、平成12年度は797人でしたが15年後の平成26年度は4846人へと急増し、直近の平成29年度は3710人と減ってはいますが、差押えを受けた方の多くは直接納付の低年金者であり、滞納整理も難しい状態だと考えられます。国保と同様、財源の構造的な問題からも、低所得者対策がないままでは、滞納者を増やすだけです。
 健康福祉部の答弁では「国による改善が必要」との事ですが、国の改善待ちでは、さらに滞納者を増やし、必要な受診を遠ざけてしまいます。ひいては、保険制度維持の根幹を揺るがすことになります。
全国では法定外繰り入れを行なっている自治体は平成28年度で25市町村、その内、1号保険料の軽減を行なっている所は10自治体です。市としても、一般会計からの繰り入れを行い、低所得者対策に取り組む必要がありますが、その為の予算計上がされておらず、今回の値上げには賛成することはできません。

  
③ 子育て支援について
 
 抜本的な待機児解消に繋げるために必要な、保育士不足への対応では、処遇改善等の予算が十分ではない点は指摘しておきます。
 また、内閣府の方針のもと、高知県はこの3月本会議で市町村と連携して待機児解消の為に「協議会を設置する」と答弁しましたが、こども未来部の答弁は「法律もまだ整備されていないし、県から正式な話がないので内容は、なんらわからない状況、白紙の状態」との説明です。協議会への参加の是非については、その内容が政府方針に従い、企業参入や定員数の弾力化など質の低下を生みかねないものが含まれています。
 よって参加する必要はないと言うことを、申し上げておきます。

 また、保育所の入所選定の基準について、厚労省は平成29年12月28日、「多様な働き方に応じた保育所等の利用調整等にかかる取り扱い」通知を出しており、その中で居宅内労働と居宅外労働に配点の差異を設けることは望ましくないとしています。 通知全体の主旨は個々の保護者の就労状況や必要性の実態に即した保育の利用促進を求めています。
 その考え方からすれば、就業内定者と就業中との間に配点の差異を設けている本市の状況も改善される必要があり、その上で、待機児童を生まない体制を構築していく様、指摘しておきます。

  
④ おおなろ園など民営化について

 市の財政難をきっかけに福祉分野においても、民営化が大きく進められてきましたが、市民が施設見学や運営
状況を聞こうと園を訪ねても、パンフレットの一枚も渡せないと断れている現状は、民営化の弊害ではないか
と危惧します。
 健康福祉部の答弁では「民間となっており情報が入らない」としていますが、民営となっても、補助金が投入されている以上は、事業の運営に関して市は一定、関与し、市民サービスの「質」をしっかり見守る役割を果たすべきと考えます。本来、行政が行なうべき事業内容であり、報告を求めたり、調査などを行なったり、市が事業の透明化や適正化に積極的に関る必要があることを指摘しておきます。

⑤ 市第54号「高知市旅館業法施行条例の一部を改正する条例議案」について

 本条例は、いわゆる「民泊サービス」の旅館業法の許可取得を促進する為に国の施行令が改定されたことから、営業施設の構造設備の基準及び、営業施設について措置基準の一部を緩和するもので、民泊新法の施行にあわせるものですが「違法民泊が合法化される」「平穏な暮らしが脅かされる」「フロントを設けなくても宿所が開設できる様になり、緊急時の対応ができるのか」など、コミュニティの破壊や犯罪の温床となるのではないかとの、市民の不安が高まっています。
 委員会の質疑では、違法民泊の実態は掴みきれておらず、指導もできない状況であることが明らかとなりました。安上がりの民泊の横行は、安全のためのコストをかけているホテル・旅館などの経営に打撃を与え、旅館業法がめざす「旅館業の健全な発達」 住環境を悪化させる恐れがあるために本議案に反対するものです。


以上で、日本共産党の討論といたします。
 

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2018.03.14

高知市 図書館西敷地 利活用問題

新図書館・西敷地問題  
  3月15日 14時~ 岡田市議が取上げます!

 追手前小学校の跡地、市民の財産を特定業者のためなのか、50年間も貸す。そこには30~40メートルを超える
高層マンションが予定されている様です。 
 借地のルール定期借地権を市民、市議会に説明なく高層ビル建設が可能となる「一般借地権」に変更され、
期間も30年だったのが50年となった。
 問題はそれだけではない、事業者選定において、現時点で優先交渉権者(随意契約相手)は決定しているにも
関らず、業者名や事業規模など提案内容について、一切が非公開としている。
 その上、一次審査から二次審査に進む要件を「改ざん」し、特定の業者が選ばれるように仕向けていた問題や
森友問題の様を呈してきた。 国会は森友で政権が追い込まれ、高知市では西敷地で市政の闇が浮き彫りにな
ってきた。
 3月15日 市議会 14:00~ 岡田市議が質問で取上げる予定、多くの傍聴をお願いします。
 

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冬のオリンピック

 冬のオリンピックは最高だった。
 数々のドラマに涙が溢れた。金メダルを勝ち取ったフイギアの羽生選手、右足首の怪我の恐怖を乗越えられるか
『自分との闘いだった』と、必死に舞う姿は忘れられないが、一番印象に残っているのは、スピードスケート女子団体
の金だ。パシュート競技、3人がチームで一列に滑る。風圧をしのぎ最速を競う。
 風圧を受ける先頭を皆で交代しながら走る、先頭は風圧が20%増えるという。
決勝戦は王者オランダとの対決、個人タイムの比較ではオランダは3人が個人競技のメダリストだ。
日本が勝つにはチーム力で風圧を乗越えるしかない。エースの体力を決勝まで温存する為に準決勝では
選手を入れ替えた。決勝に出られなかった菊池選手は「やるべき仕事を果たせたからチームが勝てた」と語る。
決勝戦ではそれぞれが最高タイムを出した。『チーム』にはまだ知らない、底知れぬ力があると学んだ。


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高知市 働き方改革 公共調達条例・学校給食調理業務

 個人質問を行ないました!

働き方改革 市長の政治姿勢を問う


 裁量労働制や高度プロフェッショナル制度は長時間労働や過労死を是正させることにはならない、その認識を市長に聞く。
 市長=「労働者のニーズに応え、労働生産性の向上に資する。一方、これらの制度だけでは長時間労働や過労死を是正することは難しい。」と答弁。
 他、政治は正規化、賃金の底上げこそ進めるべきではないかと問うが「生産性」「多様な働き方」という言葉が繰り返された。これまで、多様な働き方の尊重だと言って、非正規化や低賃金が蔓延してきた。
多様性の強調ではなく非正規に置かれてしまっている実態こそ見て欲しいと訴えた。


条例等の違反は事業所を「公表」元労働者も対象として、明確化へ


 市が行なう働き方改革と言えば「公共調達条例」があるが、条例の対象事業の場合は「元労働者」も条例本体に明記し、下限額(784円)を下回る不当な低賃金がない様、周知徹底とあわせ、強く求めた。
 部長=「手引きの中に追記して対応する」
 手引きに書くことが可能なら手引きの土台となる条例本体に明記することが筋ではないかと再度問う。  
 部長=「審議会での議論が必要」また「法律や条例に違反した事業者は公表」するとした。
 

 給食調理員の賃金等、官民格差の解消を追及


 学校給食の調理業務は求められる専門性や安全性が高く、官民を問わず同じ業務内容であるのに、賃金に少なくない格差がある。これは「同一労働同一賃金」に反しており問題、その上で民間委託推進の中止と、市の直接雇用へ切り替えるべきだと改善を求めた。
 教育長=「厚労省のホームページでは『同一労働・同一賃金』の定義は同じ企業、団体における正規、非正規との不合理な待遇格差の解消を目指すものといている、したがって本市には当てはまらない」と答弁。
 この答弁は問題である、厚労省HPの定義は協議中の「案」という位置づけである。
目指すべきはILO国際労働基準の同一労働同一賃金の定義である。今や男女間だけでなく正規、非正規間も含む、そして同じ企業、団体の中にとどまるものではないとある。教育長の答弁は、まさに時代遅れと言える。

☆ 次回、ニュースで報告します 
① 図書館西敷地 事前交渉の重大報告
② 公共交通・デマンド乗合タクシー
③ 小規模校でも放課後児童クラブ設置


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高知市 新年度予算案 財政難を演出

 財政難を演出し、さらに歳出カット、民間委託への動き

             将来の財政推計が急変 収支不足が73億円も増へ

 市長は議案説明の冒頭で、今後5ヵ年で159億円の収支不足となると説明。
3年ほど前、岡崎市長は「財政危機は脱した、新庁舎など整備ができる」と説明してきました。なぜ、たった3年で、危機が来るのか。市政運営の失敗を自らが認めるようなものです。
 今回の財政難の内容とは、5ヵ年の収支不足の総額が86億円だったものが、159億円に増えた。
その理由について市長は「今後、新たに導入される会計年度職員制度の導入による人件費の増加、公共施設等に伴う施設管理費などの増加でこれまでより73億円の収支悪化する将来見通し」「新年度内には今後5ヵ年の歳出削減を示す『新・財政健全化計画』を立てると説明しました。


財政難強調の一方、新らたなビル建設か

 財政難を再び持ち出し、安上がり労働を増やす民間委託化を更に進めることや、歳出はもっと圧縮へと言いながら、新たに箱物を建てるという計画です。 箱ものとは?
 場所はたかじょう庁舎の向かい北側の南別館を取り壊し、新しく「福祉会館」なるものを建てると言います。
建設費は優に10億円は超えるといわれています。建設すれば当然、ランニングコストも新たに発生します。
収支不足の大きな原因となるのは明らかです。財政難を演出しながら、箱ものを新たに作るというやり方は認める訳にはいけません。

 新図書館・西敷地問題 

 追手前小学校の跡地、市民の財産を特定業者のためなのか、50年間も貸す。そこには30~40メートルを超える高層マンションが予定されている様です。 借地のルール定期借地権や市民、市議会に説明なく高層ビル建設が可能となる「一般借地権」に変更され、期間も30年だったのが50年となった。
 問題はそれだけではない、事業者選定において、現時点で優先交渉権者(随意契約相手)は決定しているにも関らず、業者名や事業規模など提案内容について、一切が非公開としている。
 その上、一次審査から二次審査に進む要件を「改ざん」し、特定の業者が選ばれるように仕向けていた問題や森友問題の様を呈してきた。 国会は森友で政権が追い込まれ、高知市では西敷地で市政の闇が浮き彫りになってきた。
 3月15日 市議会 14:00~ 岡田市議が質問で取上げる予定。
 


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