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2018.06.01

高齢者の買い物支援が急務

高崎市、商店街の商品を高齢者に宅配 


 買い物に困っている高齢者は高知市でも増えており「買い物」支援は急務となっています。
 市内では大手スーパーが移動販売や宅配を広く行う様になっていますが、そこで、全国はどうか、小売業や地元商店街と連携し、地域経済にも貢献する買い物支援はないのか、調べてみました。
 群馬県高崎市では商店街(商店連盟)の商品を高齢者や交通弱者のお宅に1回100円で届ける事業を平成23年8月から行っています。
当初、週1回でしたが、スーパーが減るなど買い物難民が増えた為、現在は週2回配達しているといいます。平成29年度の事業費は人件費も含めると130万円、その内80万円は市の補助金です。
 民生員さんや社会福祉協議会とも連携して地域の高齢者サロンを回り、配達事業を紹介、困っている方20軒ほどに毎週配達しているそうです。


  高齢者も商店街も喜んでいる


 商店連盟の女性は「規模は小さいですが、配達料1回100円は安く喜ばれている、商店街も商品が売れ、双方に効果がある」「地域の電気屋さんが高い所の電球も取替えてくれ喜ばれた」と話します。
 高崎市は小売業、商店街の販売促進に繋がる事業、イベントなどに補助金を事業費の3分の1(上限60万円)出し、さらに福祉の向上に資する取組みには3分の2(上限120万円)を補助しています。この補助制度がなければ、事業は難しいと商店街の方も話します。地域を良く知り、雇用も経済も担う小売業や商店街の力を活かし高齢者の生活を応援する取組みは大変参考になると思います。

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