市の委託企業が残業代未払い
給食調理の民間労働者が犠牲に
高知市でも人件費削減の為「民間委託」が当り前の様に導入されてきました。学校給食の調理業務も例外ではない、委託対象となっているのは39小学校中、約半数16校と広がり、秋から始まる念願の中学校給食のセンターにおいて民間委託が導入されます。
今回、労働者から申し出があったのは株式会社メフォスに雇用され、学校で調理業務を行なっていた方から。約束の労働時間を越える残業があったのに、その分の賃金が払われていない実態が告発されました。
明らかに労働基準法第24条違反です。
労働局は事実確認を(株)メフォス側にも行い、未払い分の賃金を請求しました。その結果、メフォスは労働局が示した支払期日までに、元労働者に対して未払い分の賃金を払いました。
税金をピンはねする県外業者
市内の学校の給食現場にはメフォスの労働者は3月末時点で75人規模、県全体では100人を超える方が働いています。賃金未払いが1人であれ、あったということは、当事者と同じ現場はもちろんの事、同じ労務管理の下で働いてきた多くの労働者に関る重大な労基法違反、賃金未払い問題です。
委託費は税金、つまり税金を払うべき所に払っていなかった。労基法違反は市と取り交わした委託契約書の第6条に反す契約違反に当たります。
市、教育委員会は実態調査を行ない、議会にも報告する責任があります。
市の安上がりを求めた民間委託の結果は市民である労働者に不当なしわ寄せを与え、地域経済にとってもマイナスを生んでいます。労働者に犠牲を与える委託や財政再建は許されません。市の今後の対応が問われる‼️
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