子どもから見える貧困と格差社会 記念講演
ぎりぎりの子育て「救われた」
こども食堂と出会い、心と地域が変わったとの声の数々
県議会では自民党県議がこども食堂について「増えれば家庭の教育力の弱体化を招きかねない」と質問した。
地域から驚きと怒りの声が上がっている。
7月1日、平和と生活を守る高知市民の会が主催した講演で松本信乃弁護士から「こどもを通して見える貧困
社会」と題して、貧困がいかに憲法で保障されている「自由と権利」を奪うものなのか、また理解する力をつける
教育こそ必要だという話しがあった。
子ども食堂こうちの皆さんや市社会福祉協議会の職員、地元大手スーパー、市場弘化台、医療団体、大学生
、中学生、色んな方からの報告や意見が出された。
参加した27歳2児の母は「子育てする中で頭がおかしくなりそうな時、子ども食堂と出会って、救われた気持
ち、温かい心になったと」話してくれ、必死にがんばる母の話しに皆が涙を拭った。
そして母は怒りを込めて先日の自民党県議の発言を強く、抗議した。
どんな環境であっても子ども達が人生を切り開いていける様な支援が必要だと改めて認識を確認し合った。
保護者の教育力不足を批難しても真の解決にはならない。リアルな実態を見る事抜きに救えないという弁護士
の言葉に、皆が力を合わせようと盛り上がりました。
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