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2018.08.30

憲法を知ろう 「檻の中のライオン」

 日本母親大会 in高知  憲法の意義を学ぶ

 熱気ムンムン! 4300人が高知に集結

 8月「命を生み出す母親は命を守り育てることを望みます」をスローガンに戦後、始まった日本母親大会は今年で64回目を迎えた。高知での開催に県知事・高知市長からも歓迎の挨拶と激励を頂きました。くらしや平和を女性の視点でとらえ、国など行政に働きかけていく運動は「草の根」と言われ、教科書の無償化、原水爆禁止など実現させてきました。
  
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ライオンとは=権力、檻とは=憲法

 
 今大会の最大のテーマは「憲法」、改憲派や護憲派という事は聞くけれど、憲法の果たす役割は何か、いかに大切な中身なのかを知らない人が多い現実がある。
 広島の弁護士・ばんどう大樹先生は、憲法について「檻の中のライオン」に置き換えた。ライオン(権力)が私たちに噛みついたりしない様にライオンには檻(憲法)の中にいてもらいましょうと、人形を使って語る。(会場に笑いも!)
 

 中学校「公民」副教材になる 大反響!

 森友・加計問題であべ政権の嘘を告発した元文科省トップ事務次官だった、前川喜平氏や国会で憲法審査に関って政府側で参考人質疑を受けた弁護士・小林節氏も推薦していますが、憲法の本質が分かりやすい内容の講演だった。
  
 ふだん気付かない『檻』のありがたさ

 講演は動物園にいる自分という設定。3つのテーマで、①ライオンを檻に入れよう②檻は何を守るの?③檻を壊されないためにという内容。例えば、安保法制(戦争)は「檻を壊すライオン」。緊急事態条項を設ける加憲は「内側から鍵を開けられるような檻に作り直したい」と言う事。特定秘密保護法は「檻にカーテンをつけるライオン」のような事だと。
 私たちが『檻』の意義や仕組みを知らないまま、ライオンに、その修繕を任せるのは危険だと先生は語ります。

 動物園の私を想像してみた!

「檻の中のライオン」は面白い話だった。かもがわ出版から1300円の本として出ている。本にはかわいい漫画もあり、凄く分かりやすい!子どもや誰もが行ったことのある動物園が舞台。
憲法の役割をどう伝えるか、私自身の課題だったが、この話で何だか突破口が見えてきた。
「権力は暴走する」「政府はウソをつく」これは、政治においての世界の常識と言われるが、まさに現政権を見てつくづく納得する。
 自民党は9月総裁選挙をする、安倍vs石破一騎打ちとの報道があるが、どちらも『改憲』を公約にしている。どっちになっても つまり、権力者=ライオンが約束(憲法99条)をやぶり、檻を壊そうとしているわけだが、動物園だと誰もが危険を認識するのに、憲法になると皆わからないと答える。この壁を越えたい!


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2018.08.29

 ブルーインパルス 住宅地を飛ぶ

 「曲芸飛行」で広報活動


 8月、初めて高知の住宅地上空を自衛隊ブルーインパルスが6機編隊で飛行、白煙で五輪やハートマークを空に描いた。子ども達は「かっこいい!」と叫んだ、一方で、高齢者は「爆音で戦争を思い出した」と飛行を批判した。
自衛隊は「展示飛行」であり「曲芸飛行」とは絶対言わない。理由は航空法で住宅地上空での曲芸は違法になるからだ。防衛省の法解釈は曲芸では無いそうだが、誰が見ても曲芸です。都合よく曲芸の範囲を決めているところも、おかしい。
 
 そもそも、ブルーインパルスはどんな部隊なのか

 戦闘機の指導訓練をしている部隊。航空自衛隊第4航空団11飛行隊(宮城県・松島基地)に所属するアクロバットチームで一般にできない高度な飛行技術(曲芸)を披露し、広報活動も行っている。
 
 志願者増やしに県・市が協力

 よさこい祭りの応援と言うよりも、自衛隊の広報活動なのである。
 防衛省は人事局長名で「地方公共団体による自衛官の組織募集の推進について」通知を出している。
 そこには「国民の理解を深め、志願者を増加させ安定的に優れた資質の隊員を確保する上で、地域とつながり
を有する地方公共団体の組織を通じて効果的かつ計画的に行うことが必要不可欠」と自治体に協力を求めている。 高知県と市はこの組織募集を進める事業に協力したという事になる。つまり自衛隊と共催の飛行であり、事故がおきれば、行政側も責任は問われることになる立場と思う。 展示や曲芸であれ、住宅上空での戦闘訓練を認めたに等しい。
 
 国民は『災害支援』を期待

 内閣府の世論調査では自衛隊は今後何に力をいれたらよいと思うかの問いでは約76%が「災害派遣」と挙げた。だが、自衛隊は国防を主任務としており中身は「軍隊」なのだ。国民の期待とは真逆の任務がある、国防(軍事)予算は過去最大5兆3千億円を越えた、国家予算の約6%にも達する。
 心配なのは日本が攻撃を受けなくても参戦できる法律(戦争法)の下、戦争に加担し、実際に自衛隊員が命を落すかもしれない所にきている事。行政や政治家は隊員の命の重さをどこまで認識しているだろう。
 憲法9条を変える事はなんとしても食い止めたい。

 爆音で蘇る戦火の記憶 

 一通の匿名ハガキが届いた。「よさこい祭りの応援なら花火でいい、ブルーインパルスをなぜ飛ばすのか。高知の空に断固、飛ばさないでもらいたい」と。共感する!戦争を知らない私も、あの戦闘機の爆音で戦争をリアルに感じた。
73年前、太平洋戦争の末期7月の高知空襲で、祖父の弟は18歳で亡くなった。戦闘爆撃機B29が落とした焼夷弾が右肩にあたった。「痛いようーお母さん、熱いようーお母さんー助けて」と言って焼け死んだという。
尊い命が奪われる戦争、純粋に国を信じ、まじめに生きてきた人々を巻き込んだ戦争が憎い。
私は知っている、兵隊として見送った息子や夫を失った家族が戦後、どれほど苦しんだか。3人の幼子を連れ、死のうとした母の姿を語ってくれた男性は生きて、平和な未来を願っている。
 今日も街の片隅の喫茶店でコーヒーを入れている。

 

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2018.08.08

甲子園 平和を思う熱いこころ

100回目の甲子園が始まった

 選手宣誓の言葉「甲子園は日本の平和の証」「本気の最も熱い夏にすることを誓います」と。緊張と勇気に満ちた、挨拶だった。
 広島で開かれている原水爆禁止大会で高校生は「私たちの声で日本を変える。世界は変わる」と堂々とスピーチした。  若者の平和の思いは今夏の様に、猛烈に熱い!


 ドイツの哲学者、経済学者でもあるマルクスは「哲学者たちは、世界をさまざまに解釈してきたにすぎない。重要なことは世界を変えることである」と語っている。
 みずから動かず傍観し、批評するのは簡単である。大事なことはみずらが主体となって活動の中に参加し、人々と連帯して現実を変えることである。
 不満も矛盾もあろう、失敗も恥じもあろう。でも、あなたはその現実を変えるために何をしたか?どれだけの汗をかいたのか、自分に問いかけてみようとマルクスは言う。   

 現実の世界を変える主人公になろう!

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やっとできた! 高知市給食センター

 最新機器! 1時間でコロッケ3000個 

長浜、針木給食センターを見学へ。
1センターで3千食、合計6千食の中学校給食の提供ができる。
釜、冷蔵庫に至るまで最新性能の器機が導入されている。

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  改善された面は?
        
 一つで焼く・蒸す・揚げるができる機械やこれまで無かった蒸し機の導入で献立の幅も広げられる事に。
 また、アレルギー対応室の設置で安全管理はより充実し、水処理など衛生面も格段にアップしている。
                

  課題点は?
                
 大型化によるリスクは何か、例えばアレルギー対応。
小学校では原則の7大アレルゲン以外も除去食、代替食の対応ができているが、センター化では
7大アレルゲンのみとなる。やはり、小回り効く自校方式がベストだ。
 センターとなってもアレルギー対応のレベルを落さない対策はとられる必要がある。

食育として給食の充実を願う

給食は学校給食法のもと、教育に位置づけられている。地元食材を活用する事で地産地消の意義を学ぶ。
また、成長にとって食がどの様に大事なのかも知る。
 食育として進める、新たなステージの取組みが重要だと思う。
 


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