反緊縮への支持
立命館大学・平岡和久教授の「地方自治と財政」の記念講演へ参加。「反緊縮」政策の潮流を学んだ。
国の財政緊縮政治が生み出したのは成長できない経済「失われた20年」の現状だ。一方、冨と貧困の格差は拡大を続けている。東京一極集中しながら地方創生できると思っている矛盾の政治、少子化を止められない政治、低賃金、非正規労働を許す政治に反旗がひる、それが「反緊縮」への支持の広がりだ。
今回の参議院選挙で反緊縮の路線でたたかったのは野党、中でもれいわ新撰組の反緊縮政策は分かりやすく国会議席を獲得し「反緊縮」への国民の支持を明確に示した。
国はこの先20年も人口減少や少子高齢化を理由に医療、介護、教育などの財源危機をあおり、さらに増税と公共部門を縮小せよと、地方自治体を次の行革へと追い込んでいる。平岡教授は「国や地方が反緊縮政策を行っても財政破綻しない方法はある、今の行革(削減)路線は切りかえる時」だと話す。
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