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2020.06.24

全国に広がれ 妊婦さん支援!

久万川の南岸、青空に向かって向日葵がぐ~んと伸びている。「真っすぐに生きろよ」というメッセージかな。
今議会、質問に対し部長や市長が「妊婦さんのお腹にいるお子さんも支援する」と答弁した時、本当に嬉しかった。
 傍聴席の歓喜の声と同時に、ある母を思い出した。突然の夫との別れ、それを乗り越え、この5月幼子を連れて出産を迎えた。コロナ禍で、いろんな人生ドラマに触れるが、彼女の不安は極限、計り知れないと思った。 彼女は4月事務所を訪ねてきた時、臨月のお腹をさすりながら「助けて欲しい」と話した。隣に座る彼女の父と母は娘や孫、生まれくる命を心配して「娘がなんぎでたまらん」と繰り返す。彼女だけでなく多くの母たちは、子どもの誕生や成長に生きる勇気をもらい、苦労や涙を笑顔にかえてきた。 
 高知市がお腹の赤ちゃんに給付支援するという決断が与えるメッセージは暖かく、大きい! この様な取り組みが全国に広がって欲しい。住民の苦難に向き合い、がんばっている職員さんを知ってほしい、皆さんに感謝です。

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高知市 妊婦さんに給付支援!

県内2例目、子育て世代に喜びの声
    新しい市議会の議場に歓声と拍手が響いた


 個人質問ではコロナ対策に関わって「誰一人取り残さない」をテーマに第2波にどう備えるのか、このままの政治でいいのかと市長に問うた。
国の一律10万円の給付から外れる命があると質疑。国の給付対象は4月27日までに住民基本台帳に登録されている人であり、4月28日以降に生まれたお子さんには支援がない。市内のママさんからは「消毒や空気清浄機の負担が増えた」という声がある。また、全国的にも独自
支援を行う自治体は30を越え、県内では四万十市が妊婦さんに10万円を給付する方針である事など紹介し、市も支援できないかと問う。
子ども未来部長は、支援は必要と意欲を示し、「予算要求する」と明言。続いて、市長はどう判断するのかと問うと「お腹にも登録されていないお子さんがいる、給付したい」と答弁。高知市で安心して子育てして欲しいと言う、大事なメッセージになる喜ばしい動きと思う。   
(給付額や申請方法など詳しくは、7月臨時議会で決まる予定)

障害者B型事業所への経営支援を約束へ

 国はコロナ対応していない医療、介護、障害者施設への支援を示さなかったが、県がコロナ対応していない医療や介護従事者に慰労金を出す予定となった。それでも仕事が減り存続の危機となっている障害者事業所への支援は不十分なままだと指摘、市の独自支援を求めた。
市長は国と県の支援から外れる所に支援を行うとし「国の雇用調整助成金の対象から外れる、障害者施設B型作業所を独自に支援したい」と答弁した。今後、内容が本当に実態にあうものか注視したい。

  学校は心の安定を優先し「少人数学級」へ努力を
教育ではコロナ禍で体調不良や勉強の遅れなど不安を抱える子どもが多い実態が市教委のアンケート調査でも明らかとなった。
感染症対策の中で改めて少人数学級の重要性が高まっていると指摘、人員確保や密にならない環境整備、「少人数学級」を求めた。

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子ども食堂と大学生

 学生よ!今こそ立ち上がろう!
 万々の子ども食堂さんが再開した。バイキングからお弁当式に変えて、配布してくれる。
 県内、大学生の寮では食堂が閉鎖され「助けて欲しい」と声がかかり、子ども食堂さん達による食材支援が始まった。
フードバンクや市場の皆さんとも連携しお米や野菜を手渡しているという。市場まで食材を取りに来た学生の姿を聞き「もらい泣き」。
 リュックを背負い、電車を降りてから長い距離を歩いてきたと言う。お米と野菜をカバンに詰めてまた道中を帰る。お金がないから、歩いて来たという。
 お祖母ちゃん達の戦争中の話を思い出した。終戦の年が二十歳だった祖母は「死ぬほど歩いて、食べ物を探した」と。みんなが貧しかった時代と今は違う、格差が人を強烈に苦しめる。このままでいいわけがない。今こそコロナ災害から見える苦しみの原因をみつけよう!

 

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日本とアメリカ 広がる怒り!

「あべのマスク」は届きましたか?そう問うと、ほとんどの方が「いらん!」「今ごろ送ってきてどうする!」と、ぶちキレる。ついに内閣支持率は36%急落、不支持は52%に。
マスクが届けられる度、怒りをかうと言う前代未聞の情勢が続いている。マスクを配る為に、約500億円もの税金が使われていると聞いて、国民の怒りは頂点だ!暴動が起きてもおかしくない事態と思う。検察庁長官の定年延長問題にしても、権力の腐敗、暴走としか言うようがない。
非常に似ている権力者がいる、アメリカのトランプ大統領だ。コロナ危機の中で貧困や格差が国内で増しているのに、国民生活への視点は薄く、ツイッターでは暴力的発言を繰り返している。その中で、黒人男性ジョージ・フロイドさんが無防備な状態なのに白人警官に殺された。背景にはトランプ政権下で強まった、人種差別があると報道されている。
肌の色で差別されない社会を求め闘ったキング牧師が暗殺された時に起きた暴動を超える怒りが全米に広がっている。
フロイドさん、最後の言葉は「息ができない」だった。

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学生は未来の社会を創る宝

紫陽花が咲く、蛍が舞ういつもと変わらぬ季節だが、今年は居酒屋さんのテイクアウト、焼き鳥の匂いが加わった。
みんな、必死に働く姿、こんなに日々工夫を求められる事があっただろうか。知恵と工夫、そして「協力」「支えあい」の輪が、どれほど人間生活に不可欠なのか痛感している。
「やっと来た!」この言葉を聞く様になった。一律10万円や持続化給付金の振り込みが始まった様だ。緊急事態宣言から約50日、遅いという声、仕方ないという声、色々あるが、OECD諸国との比較では「遅い」が事実。これからは、やっと始まった具体的支援がどう活きるか、感染が収まっているかに見えるが、次の波に備えることも問われている。
数か月の間に、医療の崩壊、生活保護の増加、学生達の「学べなくなる」悲鳴、生活の様々な危機や政治経済のもろさが、誰の目にも明らかになった。特に学生への支援は給付額が実態にあわず少なすぎる上、支援対象となる学生は約43万人、全学生数の約1割。未来社会はどうなるだろうか。ここまで若者や教育支援を「ケチる」姿に背筋が凍るが、今だけ、自分だけの政治を変えるチャンスなのかもしれない!

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新しい生活様式に思う

 マスクが蒸せる!まだまだ我慢は続くが、医療、介護の皆さんや学校や保育園が始まる子ども達はもっと不自由だろう。
 連日、紙面で色んな著名人がコロナや未来社会を語っている。視野が広がり、ものが綺麗に見えるようで大変勉強になっている。
 政府が提唱する「新しい生活様式」について新屋敷に住む田所弁蒔さんは、政府権力のあり方から問題性を指摘する意見を高知新聞に投稿されていた。共感、深い問いがいると私も思う。
 「新しい生活様式」とは簡単に言えばマスクや手洗い以外でも3密を避けるや向き合せに座らない、大皿料理も返杯もダメ。
これを日常化せよと言うものだが、人間性や文化的生活、営業はどうなるのだろうか。衛生環境に格差があるのが現状だが、もし感染すれば新しい生活様式を守ってない人が悪いなど、自己責任や差別的批判の対象を生むだろう。新しい生活という言葉の狙いは深い。本来、国の責任であるワクチンの無料供給や検査・治療の医療体制の整備などは棚に置かれた感がする。感染症を正しく恐れ備えることは大事だが、国や行政の責任を薄め、ごまかそうとする動きもある、私たち市民は権力に敏感でなければならない。

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