津野山神楽
本と湯たんぽ抱え、巣ごもり正月。皆さんはどうでしたか。3日、国の重要無形民俗文化財に指定された梼原町伝統の『津野山神楽』があると聞き、県立美術館へ行く。
災い防ぐと祈る舞、お神楽は18節あり正式に舞い納めるには約8時間もかかる壮大な舞台なのだ。6節目「大蛮」の舞では涙がこぼれた。
津野山出身の祖父の思い出が蘇る。祖父は家族が集まりお酒が入ると、よく神楽を踊ってくれた、お気に入りが「大蛮」の舞なのだ。
榊を両手に、太鼓に合わせて足を大きく踏み込む。ドンドコドン太鼓を叩いて盛り上げるのは祖母。二人の絶妙な掛合い、踊るパワーに口を開け仰天する家族。孫たちは真似をしたくて鈴を鳴らし、お面をつけ一緒に踊った。久ぶりに津野山神楽を観る、音を聞くことができ本当に嬉しかった。
大事な文化芸能だが、山に人が住めなくなり神楽を受継ぐ若者も居なくなっているという。
日本古来の文化を守る為にも中山間地域に光を!
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