ごちそう様が響く「子ども食堂」
高知市万々の子ども食堂を支える人たちに学ぶ。ありのままを受け入れる心の深さ、笑いも涙も共に味わう居場所。「一緒に食べよう」や「ありがとう」の声が響く場所は今日もいい匂いがする。
27歳の母は「救われた」と涙した。大学ボランテイアのお兄ちゃんの背中にかきつきピースする子、漁師さん持ってきた鯛に目を輝かせ、初めて食べる子、地域のおじいちゃんが竹を切ってくれ、そうめん流し。農家さんや豆腐屋さん、スーパー、色んな方たちの力で居場所は動き出す。お米や野菜を寄付した地域の方は「素敵な取り組みね!続けてほしい」と話した。今はコロナ禍で集まる事ができないが、食材やお弁当の配送が続けられている。
子ども食堂という優しい心の連鎖は県内では81ヵ所、高知市には41カ所と広がった。人口比では他県より多く、頑張っていると県社協の方も話す。
お金だけでなく人との結びつきが弱くなるのも貧困、私はこの取り組みの輪が社会を変える、人の温かさを感じる街をつる力になると信じている。
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