LGBTを学ぶ会 in 初月公民館
当事者と市民が語り合う
多様性の時代へ、関心の高さ示す
個人を尊重する流れは、時代の本流になったと感じる学習会でした。最近、見聞きする言葉「LGBT」の現状は、さらに多様化し「LGBTQANP」だと言います。
L・レズビアン、G・ゲイ、B・バイセクシャル、T・トランスジェンダー、Q・クエスチョン、A・アセクシャル、N・ノンセクシャル、P・パンセクシャルなどです。
講師の石川さん「性問題は人類史と共に」
自身は30年以上、性的少数者の人権を守る運動をしてきたと紹介、10人中1人は存在し、人類の歴史と共に性の多様性は古くからの課題だと。ドイツのナチスがユダヤ人を虐殺した時代、性的少数者にはピンクの△印、レッテルを貼り差別、虐殺。現在100を超える自治体がパートナーシップ制度を持つ事は人間の大きな前進で、国に先んじて同性婚を事実上、認める動きだと話します。
感想「枠に囚われないが大事」
会場からは「心と体が一致しない事を知らなかった」「学校で保護者もLGBTの学習会があった」「性同一性障害と認定されないと性別変更ができない」「憲法の個人の尊厳に照らし同性婚は認められる」などの声がありました。
世界中で性的少数者への理解が広がり、身近な市議会でもLGBT法制定を求める意見書が6月に採択、人口比で見ても圧倒的多数の市民が新しい人権として多様性の尊重に期待しています。世論が古い議会や社会を変えていると実感しています。
「性同一性障害」法制定、17年目
性別変更1万人突破!高知市23人 ・・・・法改正、同性婚を認める国へ世論を高めよう・・・・
国は2004年、当事者や日本精神神経学会、日本弁護士連合会などから指摘、要請を受け、性同一性障害特別法を制定した。
前進だが、課題も残っている。特定病院で精神科医2名の診断が必要であり、障害と認定を受け、さらに「子どもがいない」事が条件とされている。 現行法のハードルの高さは当然、解消が必要。同時に、カナダなど他国の様に日本でも「同性婚」を法律上も認めることが政治的に問われている。今の法のもとでも、全国で1万人を超え、高知市で23人が性別変更している点を踏まえれば、潜在的必要性は高いと思う。
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