警備員ヨレヨレ日記を読む
「熱い中、ご苦労様です!」よく宣伝中に挨拶するのは、日焼け労働者の象徴である警備員の皆さん達。
どんな仕事なのだろう、警備業法では交通誘導員、空港や事務所などの施設警備員、現金や貴重品の運搬警備員、要人などの身辺警備員など4つある。中でも交通誘導員は誰もが知る存在だ、当時73歳の男性が書いた『警備員ヨレヨレ日記』を読む。
低すぎる日本の最賃制度に苦しみ、それでも働かざるえない人間模様が記録されている。単にかわいそうな話ではなく実録・ドキュメンタリーの重みを感じた。
日記のおじさんは、はじめ警備員の仕事を期待していた様だ。しかーし!先輩警備員に「警備員の喜びって何ですかね?」と聞くと「警備の仕事にまず、喜びはないの。納得できないなら他の警備員に聞いてみな、どう言うか」と聞かされ、唖然とする。
愚痴を言うまいと頑張るが、身も心もヨレヨレしてくる。缶チューハイをあおり疲れたよと話すと、妻に「やっと警備員らしくなった」と褒められた。
日記を読んで、笑い、驚き、納得、怒りなどなど・・。たぶん、今の政治をみてこう言うだろう「首相の交代なんてどうでもいい、年金上げろ!政権交代だ!」と。
Comments