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2021.11.24

つるし柿の事務所

つるし柿がある事務所に帰る、ただいまー!と。
単なる、選挙事務所でも政党事務所でもなく、みんなの居場所になっている。「まごころコーナー」には食器や洋服が寄せられ、必要な方が持っていく。リサイクルに貢献しているだけでなく、『何でも相談所』なのだ。
世の中にはいろんな悩みがある。好きな女性に告白をしたいが出来ないので手伝って欲しいという相談。食べられる野草を見つけに一緒に行って欲しい。不登校になった子どもの心を知りたい。補聴器のお店に一緒に行って欲しい。認知症になりかけの夫をバザーに出したい。突然、離婚をいわれて理由がわからない。仕事探しに家探し、どれもが大事な悩み。出来る限り一緒に動いてみるが、そう簡単に解決しない事が多い。でも一緒に考え、動く中で市民の本音や気持ち、現実が見えてくる。
食支援ネットの講演に来た湯浅誠さんの「寄り添うだけでいい」の言葉は励みになった。誰でも行ける所は案外少ない、保育園も学校も老人クラブも年齢制限がある。
公園のように国籍も年齢も所得も経歴も問わない、交流の場こそが社会を創る原点なのかもしれない。

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