瀬戸内寂聴さん
「寂しいねー」の声多く、瀬戸内寂聴さんが99歳で亡くなった。よく赤旗新聞に登場され「私は平和の為に頑張る共産党が大好きです」と発言されていた事を思いだす。99歳という年月は日本共産党と同じ。戦前、戦後を生き抜き、ジェンダー平等の先駆者でもあり、多くの女性を励ましてきた人だ。
テレビで青春とは、と聞かれ「青春とは恋と革命」と話した。僧侶として人間の一番の徳とは「優しさ」だと言い切った。日本の問題点を聞かれ「教育」を憂い、亡くなる最後まで強く心配していたのは平和憲法が壊される事だった。
2015年「安保法制」強行への怒りが国会を包囲し、10万人を超す人々が叫びを上げた時、瀬戸内寂聴さんも高齢の体を起こしマイクを握って平和を訴えた。人々の痛みに共感する、一緒に行動する姿は、みんなの記憶に残る。
どんなに少数であっても、苦しい時代であっても「生きる意味」を問い続けた。あなたは人生の主人公を生きていますか?と、生き方を教えてもらった気がする。心からご冥福をお祈りします。
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