市教委、非正規ソーシャルワーカーを一部『正規化』検討へ
市職員、約4割が非正規労働
正規化を求め、市教委は改善を約束
市にはスクールソーシャルワーカー(SSWさん)が県費で15名、市の予算で1名、合計16名が各中学校区に配置され1人で小学校と中学校を2校~6校担当しています。
苦しんでいる子ども達や保護者、学校との間に入り、また病院や福祉関係の専門家との連携も取り、常に寄り添い昼だけでなく夜も働いています。学校や家庭からも頼りにされ、役割は非常に大きい仕事です。
知事、市長トップ会談で「重要性を確認」
市長は12月市議会の冒頭あいさつで県市連携会議にふれ「孤立させず、早期に発見して適切な支援につなげる為、学校現場やSSW、児童福祉部門との連携を県市ともに強化していく提言があり、お互いに重要性を確認した所」だと報告しました。
専門職として責任と経験生かせる処遇を
不登校が増え続けている市においては、人員体制の強化と正規化など処遇改善も急ぐよう質問しました。 SSWさんの身分はパートで、時給3,300円。高く見えますが、年間の勤務時間は482時間から801時間程度。勤務時間を月額にすると約13万円から22万円程度です。税金や社会保険料を引けば、11万を切ります。市教委は「一部正規化の検討」という答弁ですが、正規化は市全体の重要な課題です。
献身性に甘えた非正規は改善すべき
教育や福祉現場で働く方は献身性が高く、苦しい人を前に自分の処遇改善を言わない、言えない方が多い。
だからこそ行政が専門性を育める環境をつくる必要があります。 子どもや教育の前進のために世論を!
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