本気の中山間振興を!
毛糸の帽子をかぶる、気さくな40代若者に出会う。
高知の自然の魅力にひかれ、移住体験事業をきっかけに高知に来て4ヶ月。「空気がキラキラ!空は澄み切って青い、食べ物は美味しいく最高!住みたい!」と。森を元気にする仕事をしたいと話す笑顔に、改めて高知は宝の宝庫なのだと気づかされる。
小雨の中、一緒に円行寺地区を訪問、地域の守り神と語り継がれる、日吉神社と森の神に、手を合わせる。
その昔、宮崎県から移住して牧場を開拓した酪農家族も訪ねた。さらに、山を上がると高齢男性が農業や山の生活を見せてくれた、「竹はなんぼ切ってもえい!」「畑も使いや、空き家もあるよ」と。彼女の目が輝いた。
竹を切り、炭にし、畑や森に還す取り組みをしたいと意気込む。一方で悩みも出てきた、「食べていけるのか」。
貯金がない、車がないは中山間移住では強烈なリスクである。森や中山間に若者が来て住む為には仕事と最低限の収入が入る仕組み必要だと痛感する。規制緩和だけではダメ、行政やJAや企業家、私達も、どう力と資本を合わせ里山の未来を取り戻すか、本気度が問われている。
Comments