菜根譚
紅葉が少ない秋、なぜか季節外れの桜咲く標高600m、驚いて二度見した。天変地異的エネルギーを感じてしまう。不安定な世の中に比例してかリスクを避ける行動が増える、人間の特徴だろうか。
しかし、失敗をおそれ、常にリスクを考える思考では楽しさや発明、飛躍も生まれないのではないか。
失敗をどうとらえるか、私自身の課題でもある。最近、読み返した本「菜根譚」は改めて自分なりの幸せ、心の納め方を教えてくれる。成功から学ぶか、失敗から学ぶか。どちらが良くて、悪いかという事ではないが、私は失敗をして学んでいる人間だと思う。
菜根譚では、逆境をいかに乗り越えるかと書かれてあるが「正しい道を選んだと自分で分かっていても、不遇な状況に追い込まれると空しさを感じてしまうもの。人生が思うようにならない時に体験することは全て自分を磨くことになる」と。つまり、逆境や失敗した時に人は鍛えられる。
では、どうすればプラスに捉える事ができるだろうか。筆者は「苦労の中に幸せがあると心にとめておくこと」と説いている。
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