コスモス満開と刺子のメッセージ
色とりどりコスモスが満開、円行寺は秋真っ盛り。
先日、初月公民館で開かれた演説会で頂いた包紙を開けると、日本が誇るべき伝統芸術でもある、刺子のハンカチ!「ありがとうー!」と叫んだ。
驚きと感謝の気持ちで一杯。ひと針、ひと針独特の模様を縫う細かさ、根気のいる仕事。日本民芸の一つ「刺子」は津軽南部の着物も国の重要有形民俗文化財として保存認定されているそうだ。簡単にいくつも作れない手づくりの重さに感激しかない。
プレゼントをくれた彼女は40代「もともと刺繍や手芸が好きだった、交通事故で怪我した事がきっかけで、刺子に出会った」と。家で出来る事とはいえ苦労のいる手仕事。彼女には「価値あること」続けてほしいと伝えた。
現在、縫い物の世界も大量生産大量消費、もったいないぐらい洋服が捨てられている。縫い物が機械化された昔、紡績工場では長時間労働や低賃金で働かされた女性達「女工哀史」の歴史がある。忘れてはならない労働者の記録。彼女の刺子が温かく私を励ます。
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