子どもが大事なら戦争はするな!
丸々とした黄色いキンカンの実に感動しながら一軒一軒、訪ねる。
なぜか、同世代の近所の人に「お母さん」と呼ばれている一宮の陽子さんは、元気な80代「平和が一番大事だよねー」と目を細め語る。
陽子さんをお母さんと慕う女性は戦争で父を亡くした。陽子さんは女性が奪われた物、人の温かさを埋める存在となっている。
父がいない生活がどれほど辛いか、残された女性や子どもが、いかに酷く苦しんできたかを教えてくれた。
女性は戦後、中学生の頃だろうか、男性に襲われそうになっても見て見ぬふり、助けてもらえない時代だったとリアルに話す。
家父長制の時代は父親がいないだけで軽視され、肉体的、精神的にも踏みつけられるという。戦争経験者たちの辛さを改めて知る。現代も同じだと、怒りが湧く。
紛争や戦争による避難民は全世界に8,930万人も存在し、増えている。
41%が18歳以下だとUNHCRは異常事態を警告しているが、岸田政権は戦争準備の予算を5年間で17兆円も増やすと言う。
反省はないのか、消えない戦争の傷を知れ!子どもが大事なら戦争はするな!