短歌と千代子
言葉の一つ一つに情熱と勇気を貰う。人生の先輩であり、幾多の闘いをくぐり抜けてきた大先輩の心を感じ、貴重な言葉を頂き『感激の年明け』となる。映画「伊藤千代子」では平和や労働運動の為に、たたかう女性たちがノンフィクションで描かれた。
映画監督の桂氏は喫茶店で構想を語った時、「民主運動の映画は過去にもあるが多くは男性が主人公、今回は普通の女性、伊藤千代子を取り上げたい」と。千代子は映画の中で労働運動に目覚めるが、思想弾圧による拷問で「生きたい」と言葉を残し獄死する。戦争という時代に奪われた人生。新しい戦前とも言われる今、千代子の言葉と大先輩の歌が響く。
返歌「根を伸ばし、催眠からも目覚めたつ、女達こそ、ページぞ開く」
平和を守る次世代の一人として働きたいと思う。
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