20年間お世話になりました!
春の風に吹かれ、市議として最後の質問を締めくくる。
5期20年間どんな時も支え、導いて下さった皆さんに心から感謝を伝えたい。27歳で市議に初当選、自分の人生に「議員」という世界があるとは想像もしていなかったがバブル崩壊後に社会に出た就職氷河期組の一人として、低賃金で働く同世代の痛みがわかる市議として役に立ちたいと決意したスタートだった。忘れられない一つに中学校給食の実現がある。1万3千筆を超える署名が集められた時、凄い宝物を見つけたと思った、それは「市民こそが政治を動かす力」をもっているという事実を見たからだ。
そして、市民のくらしや商売の実態を知るため、色んな現場を訪ねた。農家さんの田んぼを止めたら、もう元には戻せんとの悲鳴。暑い時も寒い時も雨が降っても毎日配達をする郵便局の非正規の若者達は「賃金は安い、それやにボーナスは10万しかない、国民年金も払えんし、結婚らーできん」と訴え格差解消の裁判に立ち、少子化の原因を浮き彫りにする。市民の声のどれもが政治や行政がすべき仕事とは何かを教えてくれた。私は「地域を回り、話を聞き、議会に届ける」この活動が大好きだ、これが私の原点だと誇りに思う。市民と一緒に前に進みたい!
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