≪総合教育≫ 自分のやりたいことをやったと思える学校づくり
須崎総合高等学校 笑顔の学生多く
校長「ものづくり見直され、プラス面多い」
須崎工業高校と須崎高等学校が5年前に統一され、現在は定時制を含む、総合高等学校として開校しています。全日では普通科と工業科があり機械、造船、電気、電子情報、機械制御、住環境など専門コースがあります。
写真の生徒が作ったソーラーボートを見たとき自由さ、意欲を感じました。この生徒達が次の時代にふさわしい新しい産業を創っていくのだろうと逞しく思いました。
多様性ある「総合教育」について
以前、読んだ本の中で元文科省の官僚の寺脇研さんと前川喜平さんが対談しています。
寺脇さんは「2016年、高校生に働きかけ高校教育や大学入試のあり方を議論し、文科省に提言を出そうという企画をしたが、半分が進学校の生徒、受験学力は進学校の方が圧倒的に高いだろうし、難しい言葉も使うのですが、いざ議論になると総合学科や専門高校の方が実体験に裏付けされた話を展開できる。受験を否定するわけではないが、いろんな生徒が育って、色々あって全部オーケー、という見方ができないのだろうと思う」と語っています。
社会を動かす力や個性や主体性はどんな環境、学校の中で育っていくのか。学力一辺倒の教育から転換する必要性を改めて感じる視察となりました。子どもたちの多彩な可能性が少しでも伸び、生きる勇気につながる学校、教育づくりを目指して私も県議会の中で頑張りたいと強く思いました。
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