給付金のバラマキではなく、安定・安心の子育て制度へ改善を!
鴨田保育園に学ぶ、保育士「配置基準」改善の必要性
保育期、成長の始まり「丁寧さが重要」
県議会・総務委員会の視察で高知市の鴨田保育園を訪ねました。園長先生は「一人ひとりが認められ遊びや生活を通じて情緒の安定を図り、心身の健康の基礎を培うことが大事、主体的で対話的で深い学びの中で生きる力を育てることを園として目標にしている」と話します。
年齢 鴨田 国
0歳 3:1 3:1
1歳低月齢 5:1 6:1
1歳高月齢 6:1 6:1
2歳 6:1 6:1
3歳 11:1 20:1
4・5歳 20:1 30:1
現場の努力はもう限界!「給与下げるしかない」・・現実
鴨田保育園は1歳、3歳、4・5歳で保育士配置基準を国以上に改善し子ども達の成長過程を大事にする努力、保育運営をしています。
なぜ、手厚い配置ができたのか。
園長先生は「給与を下げる事も」と、苦渋の選択を話します。
現実は国の基準や支援規模があまりにも貧弱で実態に合わず、結果として、園が保育士を増やす為に給与を下げるしかない状況になっています。一部配置基準が緩和されてはきましたが、4・5歳は特に国基準ができた1948年以来75年間、一度も変わっていません。
すべての子どもに届く支援へ
本来、国は異次元の子育て支援と言うならば、お金をばらまくのではなく、保育の重要性を再認識し、「質」に関わる配置基準の改善を早急に進めるべきではないでしょうか。
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