核兵器と原発は双子
「ジー!ジー!」苦しそうな蝉たちの声、まっこと暑い。
原水爆禁止四国大会へ参加、報告で徳島県は県内20市町村8割の自治体が核兵器禁止条約へ日本の参加を求める意見書を採択したと聞く。高知も約6割自治体が採択。日本原水協理事の前川さんは講演で、全国から集められた署名は96万筆を超え国に届けられた。5月の広島でのG7サミットでは招待国のブラジル・ルラ大統領が「核兵器は安全保障の源ではなく、われわれ人類を否定し地球上の命の継続を脅かしている」と堂々と指摘したと知る。一方、岸田首相は「核兵器は防衛目的のために役割を果たす」と、浜田知事は「広島ビジョン(宣言)は一歩前進」と。平和な社会を担うべきリーダーの姿と言えようか。
放射能被害でいえば核兵器も原発も双子。福島の原発事故や汚染処理水の海洋放出、漁民たちの涙の叫びが忘れられないが、与党は原発の再稼働と運転期間の延長という「原発回帰」法を通過させた。今、福島では7人の若者達が人体への放射能被害を訴え裁判を闘っている。その姿が希望だ!住民が勝利した広島「黒い雨」訴訟に似ている。
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