104歳女性訴える “戦争の道はやめて”
政府は港の軍事利用推進、米軍利用も認める日米地位協定の存在
22歳で夫が戦死、母子で生きてきた
知事へ、表彰状の言葉を思い出して
市内北部に暮らす104歳のおばあさんは毛糸の帽子をかぶり、正座をして話してくれました。
おばあさんは、22歳の時に25歳だった夫を戦死(フィリピン戦)で失う。お腹には初めての子ども(娘)がいて、「ずっと泣きよった」と。戦後、貧しさの極限の中で夫の家族にも支えられながら、必死に生きてきたと語ります。
今、国が民間の港を軍事利用・有事訓練する動きだと伝えました。「高知港も須崎港も宿毛港も名前があがっちゅうがよ」と言うと「そりゃー戦争への道や、何でそんな事をする、知事さんに止めるように言うて」といい、数年前、長寿の祝いに濵田知事からもらった表彰状を見せてくれました。そこには大事な言葉がありました。
『あなたは戦争により最愛の夫を失いながらも、戦後の混乱の中で家庭を守り苦難を乗り越えて、立派に生き抜いてこられ今日の社会の発展に寄与されました。そのご苦労に対し心より敬意を表しますとともに社会への貢献をたたえ表彰します』
「知事さんは、覚えちゅうろうか」と話します。
問われる知事
国の資料や平和委員会の交渉記録から明らかに軍事訓練ができるとあり、攻撃対象になる危険について知事はどういう態度なのか県民は注
視しています。また、港湾労働者も国に対し危険だと意見書を提出しています。
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