発達障害への支援
~泣き止まない子育て 希望に変わるまで~
保護者を助ける視点が大切
4月、市内で障害をもつ子どもの親たちが集い、子育ての実体験を語る場があり、お話を聞きに行ってきました。(主催は「TOMOはうす」)パネリストには自閉症の息子さんを育てる両親が参加し、支援で救われた体験を話してくれました。
泣き止まない息子が障害である事を検診で知り、療育支援など行政支援を受けてきたけれど「とても疲弊していた」と振り返ります。
お父さんは「障害に対して悲観はしてないけど、自分たちでは大変だった」、お母さんは「子どもの機嫌がいつ崩れるのか常に緊張していた」と言います。
TOMOハウスの支援プログラムと出会い、どこに課題があるのかプログラムを通じ、自閉症の特性や親子の関係性など、向き合い方を知り、「受け入れる」ではなく「理解する」に変わり、あきらめ感や不安が解消したと話します。
自閉症をもつ息子さんは、今や落ち着きが生まれ魚の研究やユーチューブ発信など出来る様になったそうです。親として、いい面が見えてくる様になり嬉しいと語ってくれました。
障害は社会進歩の光に
子どもでも大人でも、具体的なケースに応じ専門的支援が受けられる機会は権利であり重要です。
親・家庭だけの問題に矮小化せずに保育や教育、会社などのあらゆる現場で「理解」が広がり、支援が当たり前となる環境づくりが大事です。
障害や性格など個々の違いや存在を認め合いながら共に生きる地域を目指したいです。
学びや交流が出来る機会を行政側も積極的に作っていく必要があると思います。簡単ではない問題だからこそ専門家の力を身近に得られるよう、声をあげて行きましょう。
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