高知市 竹林整備 バイオマス
バイオマスプラが求められる時代
先日、視察先の県工業技術センターの取組みの中で、重要性を感じたのは竹を活かしたプラスチック製品を企業と共に県が開発し、県内に生産拠点が整備される動きになっている事です。
環境省は2022年4月からプラスチックの資源循環を進める法律をスタートさせました。
2030年までに有機資源由来の「バイオプラスチック」製品を開発、200万トン市場を目指すとしています。また、2035年までに使用済みプラスチックを100%リユース、リサイクルを目指すとしました。これまでのプラスチックに替わる材として、竹に光が当たる意義は大きいと思います。山の荒廃や災害が心配される中で、竹が捨てられる物から環境に活きる材、売れる材へ、価値が高まる事は中山間での仕事づくりにもつながります。
竹切り職人、県内でわずか数人
県内で竹を切り生活している職人は3人で、その内の一人が暮す、高知市の北部を若者たちと訪ねてきました。後継者がいない竹林整備の現実は厳しく職人さんは「売れる竹になる事は重要」と竹林を案内してくれました。
また、竹炭は土壌改良材やCO2の土壌への固定にも有効とデータでも示されており竹炭作りが山で暮らす基盤のひとつになるのではと期待します。
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