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2024.07.23

清らかな水と空気、愛情に満ちた岩戸米

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 稲が青々と育つ土佐市へ。どれだけ米農家たちが苦労しているか。土佐市での産廃問題は他人ごとではない、こんなやり方が通るなら、あらゆる地域で同じ様な事が起きてしまう。県の指導要綱が意味をなさないような状況でいいわけがない。産業廃棄物事業は人間生活に必要な事業、一方で環境破壊や住民生活への悪影響も起こしてきた。だからこそ行政が関わる事が大事であり、指導要綱にも意味があるのだ。
振返れば2006年、香南市でも同じ様な産廃施設問題が起きて、当時は住民が署名を集め、県議会に設置反対の請願を出し、全会派一致で採択されている。党派を超え、理不尽な事は認めないという範を示した歴史が、県議会にはある。今回も請願が出てきて欲しい。
私も未来の為に議会の内外で力を尽くしたい。

 

 

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環境問題 土佐市の学校給食米産地で廃プラ焼却事業

住民、農家 県に悲痛を訴える! 
「なぜ、県の補助金でるのか」「近隣住民も同意してない」「業はしないで」

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県、「業許可を検討中、判断を近く出す」  

土佐市で何が起きているのか。現地に通い、住民や役場、民間事業者の話を聞いてきました。
今年の1月、土佐市東鴨地に民間事業者による、中間処理施設が建設されました。住民の多くが知らないままに廃プラ等焼却施設の建設が行われました。その後、説明会が何度か開かれてはいますが、不安の声が広がり5月には、土佐市と事業者が「環境保全協定」を結び、住民の声を聞き、環境悪化をさせない約束を書面上、結びました。この間、調査をする中で、次々と問題が見えてきました。
なぜ、この場所で廃プラ焼却業を行うのか
ここは岩戸米や生姜、ネギ、柑橘類の生産地で、お米は給食米として近隣の12校もの小中学校で子ども達が食べています。焼却施設の場所はまさに減農薬など特別栽培米などもあり、土佐市が特段の配慮をする農用地のど真ん中です。住民は風評被害の影響は大きいと指摘しています。

なぜ、県補助金2500万円が出たのか  

この補助金は経営難の事業者を支える県の補助制度です。事業者は「中間処理業」として将来的に県内全域から廃プラ等を受入れ焼く商売をするとし、昨年の8月に、県へ補助金申請を行い、翌9月には交付決定が出され、12月頃から、焼却施設の工事を始めています。つまり、業(他者から受け入れる商売)だから補助金が出たと言う事です。

なぜ、事前説明なく施設整備がOKか  

ここが大きな問題点です。業を行う中間処理施設の場合は、県の産業廃棄物指導要綱の規制対象となります。第3条の事業者の責務として「事前協議の策定に当たり、関係市町村及び地域住民への説明を行うこと」とあり、建設前には住民への説明や同意をとることが前提条件とされています。しかし、実態は住民には説明がありませんでした。
では、なぜ許されるのか。県は、事業者からの「自家処理」申請が、「業許可」申請より先に提出されたから、県の指導要綱の対象外になるとして、事前説明等がなくても問題ないと説明しています。この解釈、見立てがおかしいわけです。「自家処理」とは、自分の所のゴミを焼く事で、その場合は許可はいりません。しかし、事業者は住民や県に対し「自家処理後に中間処理業を行う」と説明し、また昨年8月の補助金申請の計画書でも「中間処理業を行う」としています。つまり、「自家処理」が目的ではありません。だからこそ、県は中間処理業として、指導要綱に基づく対応をすべきと考えます。

なぜ、同意撤回なのに、業許可を出せると言うのか

今年5月に業の許可申請が県へ出されていますが、県の指導要綱6条で「住民同意」が必要とされた3人の内2人が業許可への同意を撤回すると県に提出しています。県は「違法でない、業許可は出せる」と回答しますが、それはなぜなのか。県は、説明や同意等は法律の条件ではなく県の指導要綱の条件なので「違法ではない」と言います。しかし、県の補助金を活用している以上は、業許可の判断においても県の指導要綱に基づく対応をこの点でもすべきと考えます。

 

 

 

 

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2024.07.13

図書館の隣でみどりを感じたい

「ヒリヒリする~!」灼熱とは、この暑さのことだと、何度も汗を拭く。みなさん、体調は大丈夫ですか?
6月に30℃を超え、江川崎では37℃近くを更新し、地球が沸騰していると実感する。沸騰化の先は砂漠化や豪雨の多発が指摘されている。改めて街中にも根のある緑の存在が大事だと思う。オーテピア図書館の隣の広場「西敷地」は芝生がいいな!箱物建設は、市民の力で止まったが、桑名市長が言う全部舗装は、いかがなものか。
丸ノ内緑地の木陰を作っていた大木たちも、どうしてあそこまで切ったのか、悔やまれてならないし、屋台が無くなった静かなグリーンロード。高知の個性とは何か。
賑わいや文化の価値も住民と行政の共同の力こそ大事。ある商店街の店主は店先で新聞を広げ私を呼び止めて話す「新幹線は高知にいらん」、「政治家はひとっつも分かってない」と。藤波公園の将棋のおんちゃん達も言う「お城の橋がこればー壊れて、人がこけゆうに中々、直らん」と。知事さん県民に共感を。

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なぜ「学校給食無償化」に反対か

県民世論と乖離、劣化する与党会派
公明党、「給食無償化」反対討論
 5日、県政野党となる共産党と県民の会は地方任せでなく国も無償化へ支援を行うよう求めた「学校給食無償化の早期実現を求める」意見書を共同提出しましたが、公明党はこの意見書を「時期尚早」と批判し、反対する討論を行いました。
結果は自民、公明、一燈立志が反対し、国への意見書が通りませんでした。
現在、全国の約3割、547自治体が独自に学校給食無償化を実施、2017年度の76自治体と比較すると、7倍になる広がりを見せています。少子化対策は、自治体だけでは解決できません。だからこそ地方から、国へ声をあげるべきではないでしょうか。

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県教委 教育予算を増やさず、ふるさと納税とCFで資金集め

教育予算は削られ、人員不足の中で

 6月県議会では、教育の環境整備のあり方、根本が問われる議会となりました。
 県教育委員会は、県立・私立の高等学校等が寄付を募り教育活動が出来るようにと、ふるさと納税によるCFクラウドファンディングで生徒が事業を企画提案(50万~200万円)し、お金を集める為の「母校応援ふるさと納税制度」を設けたいとしました。共産党は修正を求めましたが、可決されました。 

寄付金集めに手数料20%も必要

 寄附も含め、教育予算を増やすことは、当然賛成ですが、今回の寄付金は、全額が生徒達に届くのではなく、県がCFを委託する企業に、手数料として20.9%の支払いが発生する問題があります。
さらに、学校は担当職員を配置しなければならい事、年度内に執行する必要がある事、目標額に達しなければ全額が寄付者に返金される事などです。これらをクリアできる学校とそうでない学校との格差、よい企画でも人気がなければお金が集まらないという格差、この様なやり方が本当に教育にふさわしいのかと、共産党は質疑や討論を行いました。

教育予算こそ増やすのが県の責任

県の決算の動きをみると、教育費は2010年代半ばで24%近くありましたが、22年度は19%へ、建設事業費を除いても36億円も減っています。どんな事例を想定しているかというと、楽器の購入や買換えなどです。本来、教育予算として保障する
ものではないでしょうか。1校50万~200万円なら県が教育予算を増やせる範囲です。学校間の格差をなくし広く自由に子ども達のアイデアを形にしていくことが必要です。

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2024.07.11

“地域課題解決起業支援補助金”

お困りごと解決へ、アイデアを形にしよう

地域を支える仕事に補助金
この制度は、県内の地域課題を解決する「社会的事業」に対して、経費の2分の1を区分によりますが、上限額100万円~200万円の支援をするものです。
 補助金は人件費、原材料、備品購入、印刷製本、賃借料、修繕費など使えます。
対象は新たに起業する方、事業継承、第二創業(チャレンジ)を目指す方です。
社会的事業とは、買い物弱者への支援、子育て支援、まちづくり推進、地域活性化、社会教育などとされています。
第2公募6月1日~7月30日
第3公募8月1日~9月30日
問い合わせ先 高知県イノベーション課
☎088‐823‐9781

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2024.07.02

同じ穴のムジナ

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 県内の中山間を視察中、アナグマ親子を発見!写真に撮ることができた。掘った巣穴をタヌキなど他の動物も利用する。ことわざ「同じ穴のむじな」の由縁でもある。ムジナとは、タヌキやアナグマ、ハクビシンなどを言う。
主に悪い意味での「同類」「同根」の例えにされてきたが、最近では自民党の裏金問題への見解を聞かれた公明党の山口代表が「同じ穴のむじなとは思われたくない」と発言した。それを聞いた市民から「連立政権をやめんがは同じ穴のむじなよ」とピシャリ。さらに与党を指し「どっちがタヌキで、どっちがアナグマか!」との怒りも聞く。本物のアナグマもタヌキも可愛いのに酷い政治の例えにされて、可哀そうに思う。偶然なのか、
オーテピア図書館・みらい科学館の展示コーナーには、はく製のタヌキとアナグマが並んで展示されていた。
巣穴が同じだけてなく、体もよく似ていて、目の周りの模様が少し違うだけ。展示中のアナグマから「あーやれやれ、また来てください」と聞こえてきそう。

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