無くならないハラスメント
北山に見える三日月に靄がかかる。綺麗だと感じる。不思議だ、自然の変化に心が感動する。どんな感情も、人間にとっては生きている証なんだろう。
しかし、感情を押し殺して生きている人がいる。
それは、ハラスメントの被害者たちだ。元SMAPの中居氏による女性アナウンサーへの性暴力。社員である被害者を助けなかったフジテレビ。その関与と隠ぺいが国民の前に浮き彫りになった。なぜ、加害者は守られ、被害者が苦しむのか。
異常だが、身近にあるハラスメント問題の被害者の声には「報復が怖い」や「働けなくなる」などがある。加害者側には、「勝手な思い込み」だとか「感情的なやつだ」「違法でない」などという偏見を聞く。
この蔑視がどうして生まれるのだろうか。
おかしいと思うことは黙らないが大事だと頭ではわかっていても、実態は自らが「沈黙」選んでいる人が多いのではないだろうか。
ハラスメントに寛容すぎる現実がある。心に秘める感情もあるが人格否定への怒りは、押し殺してはならない。その声こそが、社会進歩をつくる。


Comments