公共性はどうなる 県有施設「公募化」問題
県立病院ベッド料金値上げ、高知城博物館一部公募に反対
公共性の意義、問われる県議会
県議会では、牧野植物園や美術館、高知城博物館、のいち動物園公園、県民体育館、アンテナショップの6団体を「稼ぐ施設」にする公募化を知事が提案し、議論の争点になりました。多くの議員から慎重論が相次ぎました。
今の条例では「県民の平等の利用を確保する」ことが約束されていますが、儲けが基準になると、お金のある無しで施設利用に格差がうまれかねません。
また、管理運営を担う現場職員や専門家との協議もまともにないまま強引に進められており、パブリックコメントは最多794件寄せられ、その内574件、約7割以上が公募化に否定的な意見でした。
テレビ報道で、文化施設の専門家・佐々木英彦さんは「現場の声を聞いていない」「十分な対話が必要」だと厳しく指摘をしています。
これは知事の「共感と前進」とは真逆の状況であり、もはや「独善と暴走」ではないでしょか。
「官から民へ」国追随つづける県政
日本共産党県議団は、公募を前提として儲ける方法を考える「懇談会」予算を削除する修正案を提出しました。県民の会も利潤目的を指摘し「専門人材を失う危険性」を訴え、修正案に賛成してくれました。
しかし、自民、公明、一燈立志が修正案に反対した為、否決となり「稼ぐ施設」への流れです。
今後は、各6団体の委託更新時期に合わせて公募(競争)が行われ、新たな指定管理者が選定された後、議会に諮られます。今回の様な考え方、やり方が広がれば、自治体が果たしてき公共性は後退します。
県立病院の個室ベッド大幅値上げ
一日一四〇〇円引き上げる提案が出されました。
経営が苦しい原因は患者や病院ではなく、医療報酬を引き下げ続けている国の問題です。自治体病院は、住民にとって最後の砦ですが、料金値上げを回避する為の県独自の努力はなく、直接、患者負担とした事は物価高騰の中、受診抑制につながる為反対しました。
一方、自民、公明などは値上げに賛成しました。


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